公演日誌

2024-12-20 17:00:00

原点回帰

皆さまお久しぶりです。

 

照明班/振付班2回生の竜崎秀一です。今公演では、演出補助としても参加しております。

 

今回の冬公演も徐々に本番に近づいてきており、これが投稿される頃には本番初日を迎えていることでしょう。

そしてこの公演をもって、先輩方ももうじき引退されます。活動中はこれが3回生の引退公演であることを忘れてしまうほど物事が面ぐるしく動いていきますが、これまでに投稿された公演日誌を拝読してみますと、各々の月光斜に対する思いが記されており、自分としては「もうじき先輩はいなくなってしまうのだな」といったこと感じさせられます。

 

さて、今回は、若干早いですが今公演を少し振り返ってみようと思います。

自分にとって今公演はというと、これまでとは異なった視点から一つの舞台を見つめることになった公演のように思います。例えば、演出補助に関して言うと、活動中は基本稽古場にいることがほとんどで、そこでの日々の稽古を通して、役者の方々が普段稽古場でどのように役と向き合っているのか、演出はどのような視点からどのようなやり方で指導をしているのかなどを学んでいたように思います。これまで参加した公演では、稽古場に長時間いたことがほとんどなかったため、正直なところなかなか体が慣れず、何とか食らいついているような日もあったと思います。なんなら今現在に至っても完全に慣れた訳ではありません。

しかし、そんな中での活動を通して、今までの活動の中ではあまり見えてこなかった演劇の「別の一面」を見ることが出来たように思います。

 

また、同時にこれは昨年初めて参加した夏公演の頃に感じていたことに似ているように思います。思い返せば、昨年の夏公演のころの自分は、まったく新しい環境の中で、どのような形で舞台づくりに貢献できるのかひたすら模索し、同時にあがいていたように感じます。そう考えると、今回の冬公演は、「舞台をつくる側の人間」としての原点に一度立ち戻った公演と言えるのかもしれません。

 

そして、その夏公演の頃から、ずっとお世話になってきた先輩方もこの公演を最後に引退され、今度は自分たちが最高学年となります。こう考えると、正直なところ寂しさや不安を感じてしまいます。ですが、これはいづれは必ず訪れることであり、一つの公演においては、そのようなことは考えていられないほど次から次へと物事は動いていきます。その為、今は、この公演が少しでも良くなるよう、目の前のことにひたすら食らいつき、走り抜けようと思います。

 

それでは、また機会がございましたら、別の公演日誌でお会いしましょう。

 

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