公演日誌
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演後記 演出・疾風舞★Jr.
俺たちならきっとできるー
公演中に偶然生まれたキャッチコピーですが、僕はすっごく気に入っています。
今公演は経験した公演の中でも最大規模のものであり、どの部署も挑戦の連続でした。
正直、泣きたくなるようなことも沢山あったと思います。でも、その度にみんなで知恵を絞り、助け合って、笑い合って沢山の課題を乗り越えてきました。
そんな時によく思い出していたのはこの言葉です。
ふと考えてみれば、2ヶ月程度の短い期間で、見てくれた人が感動するような作品を作り上げることって本当にすごいことです。
そんな無茶だとも言えるようなプロジェクトを実現してしまうのだから、本当にこの月光斜は素晴らしくとんでもない団体だなと卒団した今、強く感じます。
本当にありがとう。役者のみんなも専属のみんなも公演に参加して、最後までついてきてくれて、感謝の気持ちが溢れて止まりません。
「大江戸ロケット」は最高の卒業公演でした。
僕にとっては、一緒に過ごした一人一人がヒーローでMVPです。
一生忘れることがない思い出をありがとう。
さて、後輩のみんなには月光斜の活動や作品など積み上げてきたもの、経験したことのその全てにいっぱい誇らしい気持ちを感じてほしいと思います。
役者・専属問わず、今のみんなのスキルやアイデアは確実に自分達が経験してきた歴代の月光斜で最強です。
これは先輩方が何と言おうと譲りません。
僕は新時代の月光斜が持つ限りないポテンシャルを誰よりも信じています。
みんなが公演中に当たり前にやっていることは、ほんとにほんとにすっごくすごいことなんですよ。
僕たち4回生はもう卒団ですが、これからもみんなが、楽しみながら助け合うことを続けていけばきっとどんなすごい公演だって実現できると信じています。
自由な発想で、何にも縛られずにオドロケを超える公演をバンバンつくっていってください。
いつも挑戦を恐れずに。
俺たちならきっとできるー
そう信じて、熱い気持ちを忘れずに。
いつもニコニコ笑いましょう。
最後に、
月光斜から離れてしまった今だからこそ僕は本当に月光斜のことが大好きだったのだと感じます。
特に月光斜の好きなところは、
「みんながみんなの頑張りを褒めてくれること」
そして
「いつも全力で考え、工夫を尽くすこと」
です。
これからも、こんな素敵な環境が当たり前にあるような団体であって欲しいと切にそう思います。
色々なことを思い出しながら、書いてたらポロポロと涙が出てきました。
本当に大好きだったんだなと感じます。
僕は月光斜に出逢うためにこの大学に来たのだと心からそう思います。
ありえないくらいに楽しくて、まるで夢のようなたくさんの時間をありがとう。
みんなと一緒に公演が出来て幸せでした。
これからもみんながずっと笑顔でいられて、月光斜の未来が輝かしい思い出で満ち溢れんことを祈っています。
疾風舞★Jr.
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑨主演・710
どうも、710です。皆様ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。これを書いているのは本番前日の朝。私はだいぶ緊張しております。
さぁ、周りの団員の情緒もだいぶ不安定になってまいりまして、小ホールで仕込みをしていると悲鳴が聞こえる季節になりました。非常に本番前という雰囲気に仕上がっております。
その悲鳴の分、きっといい舞台を作っておりますので、ぜひお楽しみに🎆
さてさて、せっかく主演という枠でこの公演日誌を任されてますので、玉屋清吉くんについて書きましょう。
玉屋清吉くんはですね、非常に熱い男です。頭で考えるよりも先に手が出る。花火以外には興味がねぇ。俺が1番、ナンバーワンだ!!俺が!!花火!!作るんだ!!って感じの頑固な花火バカとなっております。
そんな玉屋清吉くん、まじで私との相性最悪で、もうずっと頭を悩ませていました。
今までの710のお芝居は、割とクールと言いますか、知的なキャラばかりだったんですね。だから、こんなに感情大爆発の子って初めてで。どうしていいのかわからなくなって。今までの子の中で1番難産でした。ほんとに。
感情出てるはずなのに、どんなに頑張っても86%しかだせなくて。残りの14%は理性が残ってて、おぉんぴぇんとなってました。
なんでこんなにできないんだろうって考えた時、やっぱり周りを頼りきれてなかったんだなって気づいて。
演劇ってすごく難しくて、どんなに1人が上手くても芝居全体が面白くなかったら意味が無い。演劇は総合芸術で、みんなで知恵と技を合わせて作り上げていくもの。だから、周りを信じなきゃやってけないんです。
そんな大切なことを私は見失ってて。4回生の卒業公演、失敗する訳にはいかない。必死に俺がやらなきゃ。俺がどうにかしなきゃって思って1人でから回って。
でもちゃんと周りを見れば仲間がいて、頼れる先輩がいる。だから何にも不安になる必要なんてなくて、私は自由に玉屋清吉を演じていいんだって思えてきたから。
だから明日からの私はきっと自由に舞台上に生きて、お客様へ、そして何よりも卒団生たちへ、どでけぇ花火を打ち上げるでしょう。
何はともあれ、お客様に楽しんで頂ける舞台をお届けしますので、ぜひ小ホールに足を運んでくださいな。
久しぶりの対面公演、皆様にお会いできるのを心から楽しみにしております。
ここまで読んでくださりありがとうございました。乱雑な文章で申し訳ないのですが、寝起きに書いているということでどうぞご容赦を。
ではまた舞台でお会いしましょう。
これは役詰めにどん詰まってヤムチャしてる710。
いや、本当に人に頼るの下手くそなの直したいんですけど、ま、これもツンデレみたいなものだと思ってもろて。かわいいもんでしょ。
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑧演出補助
はじめまして!4回生の三途川廻(みとがわめぐり)です!
今公演では、清吉の弟である駿平役と演出補助、情報宣伝部、殺陣班に所属しています。
今回もたくさんの役職についていて、刺激の尽きない毎日です。
特に演出補助として、稽古を見ている時は、楽しくて仕方がありません。際限なく進化を続ける役者陣の成長性には目を見張るものがあります。
役職といえば、思い返してみると月光斜では、いろんなことにチャレンジさせてもらったなと感じます。
座長に演出、そして最後に演出補助…。
たった4年間というには、濃すぎる日々の連続でした。
大変だったことも辛いことも楽しいことも数えきれないほどの経験をさせてもらいました。
きっと私は、この思い出を生涯忘れることはないのだと思います。
それほどまでに輝かしい夢のような日々でした。
言いたいことほど、言葉にはなりません。
だからこそ、最後には溢れんばかりの感謝を込めて。
三途川廻
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑦衣装小道具班
お疲れ様です〜おはようございます(?)
どうも、衣装班3回生、天架ける道に禊と書いて天道禊(アマミチ ケイ)でございます🕺よくテンドウって呼ばれますがアマミチです。残念だったな。最近過去最高課金額をたたき出しました。いくら使ったかは日誌の最後に書いておきます💰
今回3公演ぶり?ぐらいにチーフをやっております。私が初チーフやったのが夏公なのでえっと…?1…2…4回目ですね。
まーね、初めて5人もの大所帯になった衣装班と共に今公演を走っております。
前回に引き続き超絶プリチー、芸名長すぎて縮小化中勘解由小路🌸が役者でして、さらに1年ぶりの役者として登場!おぎゃあ!👶がいるんですね〜。いつか荻谷の名は帰ってくるのでしょうか。私あの名前好きだったんだけど。まぁね、楽しみだね。あとは癒し担当で最近住所特定しました(私が。)夜月ちゃん🌙と多分私と同じヤベェ人種の将来(斜畜有望の)一島くん🚫が専属でいます。私も3人を抱えるビッグファーザーよ……😊
1回生みんな仲良しでパパは嬉しいです…。パパはちょっと在宅ワーク気味なんですよね今公演😂
で、なに書こうかな~って思ったんですけどそうですね、せっかくだし衣装関係の話でもしましょうかね。
私家にミシンがありまして、成人のお祝いとして親が買ってくれたんですよ。JANOMEのコンピューターミシンNP-288、通販(楽天)で42,396円(税込)。
確かナイトブラッシャーあたりから使用しておりますのでまだ生後6ヶ月ほどのバブテャでございます👶
この子簡単な刺繍もできる優秀な子なんですけどコンピューターミシン故にエラーを吐く時かなり深刻に吐くんですよ。めちゃくちゃ重なった布を縫っていると針が貫通せず、機械全体が震え、この世の終わりのような音を響かせながらけたましいエラー音を響かせてくれます。これを夜泣きと言います(ただのエラーです)。あとちょっとほつれやすい糸(金の糸と黄色の糸をネジってミシン糸にしてる奴。)とか使うとすーぐ目詰まり起こして泣くんですよ。
公演時に10~14回はこの夜泣きを起こします。夜泣きをあやすときは基本こんなプラン画を書いた過去の自分を恨むかこのプラン画を通し、かつこのレパをもってきた演出を恨んでいます。嘘です靴を舐めるような姿勢で参加しております。えへへ😊
この夜泣きを越えた先に衣装はあるんですけど、衣装班からすれば作った衣装は我が子のようなものなので役者に渡すときはなんか嫁ぎに行った感じがあるんですよね。しらんけど。
でまぁ今公演の役者の中に、私が月光斜にきて初めて納得いく衣装を作れた!って役者がいまして。なんとなくそいつのプラン画を書いてるときに「あ〜俺があいつに嫁がせる最後の子なんだ。」って思いながらプラン画書いてました。まぁそのおかげで作業できる場所が床のみになる原始に戻っているわけですが🦍
なんか来年の今頃もこうしてしみじみ夜泣きをあやしてんのかなっておもうとあと1年、いや2年ほどここにしがみついていたいですね。
なんかわりと面倒臭がり屋ですぐどうでも良くなるんですけど、衣装も、演劇も、お客さんも、役者も、同期も、後輩も、ちゃんとみんな好きです。ふわっと生きてますけどちゃんとまぁ好きです。なので俺が原始の世界に帰ろうが、アイロンで火傷して腹いせに課金しようが、ストライキ起こしてクローゼットのシャツ全部にアイロンあてながらトリガー作品全作漁って朝を迎えるとかしても何とか形にしたいなって思うんですよね。見てもらいたいなって思うんですよね。
まぁ好きな人のために頑張るのは万国共通、歴史の中でも証明されてる訳ですし(適当)、も〜少し頑張るか〜という気持ちです。まぁね、そんな感じでダラダラと書きましたが、今日も一日頑張っていきましょ〜🤛って話〜。
過去最速メイク時間を終わらせ、衣メ通しを駆け抜けた後の衣装班です。意外とみんな元気で可愛い。🌠👶🌸🌙🚫
ちな課金額は77520円でした。チャンチャン。
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑥音響効果
はじめまして。
今公演の音響効果班チーフを務めさせて頂いてます、2回生のXII単です。
いくらか作業は落とされていたとはいえ、チーフ故の新しい作業が増えてきりきり舞いになりつつ役者もしつつ、みたいな感じで日々を過ごしています。
仕事の早くない身としてはある程度予定を立てて(予定を立てる時点で面倒くさくなってやめることもあるんですが)その通りに作業を進めていきたいものなのですが、如何せん今公演は超・大規模。音を作る・配置する者としては音数が増える度に作業の楽しさと多さの間で得もしれぬ感情が湧き上がっています。
音を作るのって楽しいのです。
効果音とか環境音って割と身近にあったりします。例えばYouTube、オノマトペの音が多いです。そんでもって爆発音が鳴ったら「ああ、これあのサイトの音だ」と出処まで把握出来るレベルで同じ音が多いです。
フリーBGMなんかも複数個動画を見てたらいくつか「このBGM前にも聞いたな…」みたいな経験、少なからずあると思うんですね。
音のソースがググれば大体出てくる時代、音が膨大な時代において、我々は
・何を使うのか。
・何処に使うのか。
・どうやって(何を表現する為に)使うのか。
表現方法の選択肢は大いに開けてますが、そこからどのルートを選択するのか…
音効班のセンスは一つ、ここに問われると思います。
話を大きくしてしまうのが私の癖です。まあ小難しい事は置いとくと、「今公演文量多いから音数も増えてたのしいね!!!!」ってことです。
そしてその中で表現する舞台が、江戸時代末期、水野忠邦老中政権下の「天保の改革」。表現に法的規制がかかった時代というのは何かの皮肉といいますか、面白い事だと思います。
制限されたご時世に生きる人々を、制限なき音で後押し出来れば。終着点は見えています。
乞うご期待を。
全国の皆様の夢の一助に
あと忍者集団黒衣衆をよろしくお願いします!!!!
XII単