公演日誌
エネルギー
こんにちは。お久しぶりです。
照明班、振付班に所属しております57期生の葵ユイカです。
前回日誌を書いた時からもうすぐ1年。私もいよいよ先輩になります。
今回は新歓公演の日誌ということで、軽く自部署の紹介をさせてください!
まず照明班の説明から💡
照明班はその名の通り、舞台照明を担当する部署です。過去の舞台写真を見ていただけるとお分かりになると思いますが、月光斜の魅力の一つが、カラフルでおしゃれな舞台照明です。舞台の各シーンの照明を考えるところから、実際に舞台に灯体(ライト)を吊り込んで、光量の調整や色作りをして照明プランを形にするのがお仕事です。本番では、照明の機材を操って舞台上の照明を変えるオペレーターというお仕事や、舞台裏からオペレーターの補佐をするお仕事もあります。自分の頭の中に描いたものが、実際に舞台で見られるととっても幸せな気持ちになります!
次に振付班💃
月光斜ではどの作品にもOPダンスと呼ばれるダンスが取り入れられています。振付班はそのOPダンスの構成を考えて、振りを作り、役者さんに教えるというお仕事をしています。OPダンスは月光斜の伝統の一つで、他の学生劇団ではなかなか体験できないことを味わうことができます。ダンス未経験の団員もたくさん活躍しています!
月光斜ではそれぞれがそれぞれの部署で公演の完成を目指して励んでいます。どの部署もその部署にしかない魅力があって、みんな自分の部署が作るものに誇りを持って活動しています。みんながそれぞれのこだわりを持って、みんなで一つのものを作り上げることが、演劇のもつ総合芸術ならではの良さだなと月光斜に来て感じました。
今公演でも、みんな新しい挑戦やそれぞれのこだわりを大切にして準備を進めています。ぜひ、私たちが作った舞台「グッドバイ、グッドボーイ」を観に来ていただきたいです。
私は一年前に月光斜の新歓公演「歌は自由を目指す」を観劇しました。
お芝居の楽しさ、演劇の無限の可能性が真っ直ぐ伝わってきて、自分の中での演劇の印象が一瞬で変わったのを今でも鮮明に覚えています。今まで気づかなかった舞台の、演劇の魅力、学生劇団ならではの熱量を感じて、2時間はあっという間に過ぎていました。
観劇後は純粋に、楽しかったという気持ちが残って、
私もあんな風に演劇の世界で生きることができたら、
私もあのクオリティの作品を作る一人になれたら、とずっと考えていました。
そして一年後
今の私は一年前の舞台の演出だった方の演出のもとで、
一年前、客席から見ていた役者さんと同じ舞台に立っています。
一年前に憧れた舞台照明を、今度は自分が作ることになりました。
公演のスタッフ、役者だった方々が、心の底から尊敬する大好きな先輩になりました。
大好きで、大切で、尊敬する、一生仲良しでいたいと思える同期と出会えました。
たった一つの舞台が、人生を変えることだってあります。
舞台でしか表現できないエネルギーには、それほどの力があると思っています。
役者をしていると「舞台でその役として生きろ」とよく言われます。
私はこの公演期間でずっとこのことについて考えていました。
舞台から得られるエネルギーが人生を変えるほどの力を持っているのは、演劇を通して見られる生き様が人の心を動かすからだということに改めて気づいたからです。
私が演じる楓くん、ネタバレが怖いので言及は避けますが、色々と抱えています。
脚本の中の楓くんは本当に一生懸命作品の中で描かれている人生を「生きて」います。
一生懸命生きている、葛藤と戦っている、その楓くんの姿をお客さんに届けるためにはどんな表現をしたらいいのかずっと考えています。楓くんが一生懸命生きている姿を、本当にたくさんの人に届けたいです。楓くんこんなに一生懸命頑張っているよ、大好きなものにまっすぐな姿はこれだけ尊いものなんだよということを伝えたいです。
最後の最後まで足掻いて、楓くんの人生の一幕をみなさまにお届けします!
合わせて!今回舞台も広報も素晴らしいので、ぜひそちらにも注目してください!
舞台はもちろん作品の世界を届けるものだとも思うけれど、その一方で作り手の努力をお見せする場でもあると思っています。舞台効果班の団員が毎日遅くまで頑張って作り上げた舞台、公演の世界観を届けるために一生懸命考えられた広報たち、その全てにみんなの努力が詰まっています。舞台で生きるというのは、何も役者だけではありません。舞台を作る座組みんなの努力の証を、ぜひ感じ取っていただきたいです。
みんなの努力が詰まった新歓公演「グッドバイ、グッドボーイ」ぜひお越しください。
絶対に後悔させません。
近未来の世界で、お待ちしております。
出会いの春
初めまして、今公演で舞台監督を務めます舞台班新2回生のテツです。今回自分は初めての舞台監督ということで、緊張と不安で生まれたての小鹿なみに震える日々を過ごしています。自分は月光斜に入団してからまだ2回目の公演で、演劇のことについてまだまだ勉強中ですが、精一杯メンバーとともに頑張りますのでどうか温かい目で見守っていただけると幸いです。
自分が所属する舞台班は、主にステージ上の構造物をつくっています。木材を切ったり釘を打ったりで、気分は大工さんです。初めてでもアットホームな雰囲気で楽しく活動できます。楽しいのでぜひ。
そして新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。新たな環境に身を投じることに少し不安があるかもしれません。しかし、大学が始まってしまえば不安ごとの8割は起きません。残りの2割も気にする必要はありません。なんとかなります。そんなことよりも大学生の1年間は本当に早く感じます。マージで早すぎて怖いです。あっという間に過ぎていく大学生活をめちゃ楽しんでほしいです。友達と遊んだりバイトしたり、たまには授業受けてみたり。新しいことに挑戦するのもいいですね。そう思いますよね?ねぇ?ねぇ?
ということで宣伝です、メモのご準備を。新しい趣味に演劇はどうです?演劇を経験したことがある人はあまり多くないと思いますし、自分も最初はよく分かっていませんでした。でも始めてみるととっても楽しかったのです。役者だけが活躍するのではなく、自分のようないわゆる裏方と呼ばれる役割の人たち、そして運営や宣伝をする人たちなど団員全員が協力し合って1つの公演を創り上げていきます。無事に公演を終わらせることが出来た時の達成感はえげつないです。気持ちいいですよ。1回生の皆さんどうかご検討を。もちろん新2回生3回生の皆さんも。少しでも興味があれば、公演を見に来ていただけると嬉しいです。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。みなさんと公演でお会いできることを楽しみにしています。
演出後記
皆さん、お久しぶりです。公演日誌に私が登場するのは一年ぶりと言ったところでしょうか。
2025年度新歓公演の演出をしました、びっがぁです。
たくさんの方にご来場いただき、皆さんと時間を共有できたことを大変嬉しく思います。
少しばかし、自分の話をさせてください。
私、演劇をそれなりに続けてきた人間です。今年で8年目になります。関わってきた公演も25作品以上、演出は今回で6回目です。
数だけは立派に増えてきています。
ですが、まだまだあんよもできません。今公演も、団員に支えられて支えられて、おんぶにだっこでなんとか完走できました。
本当に、仲間たちには感謝しかありません。
ご覧になったお客様にも、大変お世話になりました、演劇は、見てくれる相手がいないと成立しません。
楽しんでいただけましたか?皆様の心のなかに『歌は自由を目指す』の一瞬でも残っていれば、これほど嬉しいことはありません。
ご来場いただきありがとうございました。
突然ですが皆さん、「自由」と聞いて、何を思い浮かべますか?
日々の生活に「自由」を感じることは早々ないと思います。むしろ、縛られている、不便だ、鬱屈している…そんな気持ちのほうが強いのではないでしょうか。
他者と関わる場所に行けば、当然制約がついてきます。本当の意味での「自由」を謳歌できる人なんて一握りでしょう。
でも、少しでも、新しい世界に踏み込んでみたり、挑戦をしてみたときの景色はとっても明るいです。世界はこんなにも広かったのか!そんな気持ちになります。自由は、待っていれば手に入るものではなく、自分で掴みに行くものなのです。
どんなものでも構いません。「自由」を探してみてください。自分の好きを見つけてください。好きと自由は紙一重です。好きの先に、自由は待っているんです。
私にとっては、演劇が好きで、演劇が自由でした。
舞台の上では、何者にでもなれました。どこへでもいけました。何をしても、誰とでも話せました。かけがえのない仲間にも会えました。人生の中で、大切な思い出がどんどん増えました。
私の人生を、より豊かにしてくれました。
演劇は、何も難しいことはありません。
ただ、私達は遊んでいるだけなんです。
遊んで遊んで、お客さんに自分たちの生きた証を、魂の輝きを届けたいんです。
演劇は、この世で最も非効率的な表現媒体だと思っています。
お客さんに直接劇場に来てもらって、長い時間座らせて、目で見て、音で聞いて、何かを受け取っていただく。もしかしたら、何も伝えられないかもしれない。
そんな不安の中で、私達は足掻き続けます。
私達の存在を、遊び場を、いのちの輝きをお届けしたいと思っているから。
もし、少しでも演劇に興味があるという方がいらっしゃったら、ぜひ挑戦してみてください。
私は月光斜の人間ですので、他の劇団をおすすめするようなことはあまりできませんが、どんな形でも構いません。ぜひ、表現の世界に足を踏み入れてください。
演劇は、英語にすると“Play”になります。“Play”には、“遊ぶ”という意味が込められています。
演劇は遊ぶことなんです。私たちと一緒に、舞台の上で、遊びませんか?
また、お会いできることを楽しみにしています。
それでは。
びっがぁ
最後に、こんなやつ
こんにちは。
劇団月光斜所属、今公演は脚本・星・演出を務めさせていただきました右に同じです。
公演が無事終了しまして、物語はきれいなおしまいを迎えたわけですが、もう少しだけ、お付き合いしていただければと思います。
演劇をはじめて、もう2年以上が立ちました。
まだまだおしゃぶりを付けているようなものですが、10代最後~20代まで続けた趣味としては(というか、私が続けている趣味の中では)、かなり長いほうではないかなと思います。
思い返せば、演劇と出会ったのは『パコと魔法の絵本』という映画のなかの劇中劇でした。「劇で人を救えるんだ」と感心した記憶があります。
そこから季節はめぐり、知識と教養を気持ちばかり手に入れて大学というものに通いだしまして、このサークルと出会うこととなりました。
といっても。
最初に入った時は「とりあえず『友達』というやつを作らなければ、大学を辞めてしまいそうだ」くらいのもので。
まさかこんなことになっているとは思ってもいませんでした。
1回生の私に言ってやりたいですね。「2年後に演出っていうのやるから今のうちから勉強しとくんだよ」くらいは。せめて「早寝早起きだけでも身に着けて」だけは。
今更なので、目覚ましを今日も5個セットしているわけです。
よこみちにそれました。今公演の話でもしましょうか。
一年前の冬、引退というものを考えてみたときに「おしまいと始まりのある物語を書いてみよう」と思いました。
冬はおしまいと始まりの季節ですから、センチメンタルな気分になっていたんでしょう。
そして、今までの自分を思い返してみました。
私は2年前と比べても、相も変わらず無知で無力なただの学生です。重ねたのは年齢くらいです。
でも、「どれだけ周囲に支えられてきたのか」ということに気付くことができました。
ここは大きな成長だなと感じています。
そしてここに気付いたからこそ、副座長として公演外でも様々動いてみて、挑戦と失敗と失敗を重ねて、成功することができたのかなと思います。
こうして後輩に囲まれて引退できていますから、成功といっていいでしょう。大成功です。
失敗した分、自前の豆腐メンタルが良い感じに絹ごしになってしまいましたが、これもまた一興。豆腐サラダにします。
そうして豆腐サラダをつくった私は、気付く前と後で全くと言っていいほど違う人間になったのかもしれないと思いました。
「右ちゃん」とか呼ばれていたのが、いつの間にか「右様」だとか「右さん」に変わってしまいましたし。
なので、ベルの呼ばれ方には気を配りました。温泉で働いている女の子と龍のオハナシよろしく、本当の名前というのは大切ですからね。
あと、そうそう。大事な経験がありました。
私がほんとうに楽しく過ごした日々がありました。遠い昔のことです。
それが、どうやら周囲はそうじゃなかったということが、執筆当時になって分かりました。
それはもう、人生において第三位くらいの衝撃です。高校の帰り道に狐と追いかけっこしたときと、高校に孔雀が迷い込んできたとき以来です。
豆腐サラダにあうドレッシングを探していた私は、まさにこれだと思いました。
そうして、あれよあれよとアーモンドフィッシュとか豆苗をのせてみて、この脚本は出来上がりました。
美味しかったでしょうか。
お口に合っていれば幸いです。
少し振り返りましょう。
【豆腐サラダの作り方】
①絹ごし豆腐一丁を用意する
②お好みのドレッシングをかけます
③アーモンドフィッシュと豆苗をかけます
④完成です。
これ以外と美味しいので、是非お試しください。ドレッシングは辛いものがおすすめです。
さて、演出の公演後記にしては、どうしようもない内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
これからの月光斜も、その分野において右に出る者がいない人たちが、それぞれの分野で全力を尽くしながら同じ方向を向いて努力する。
そんな素晴らしい団体です。
とても面白い演劇を、エンタメを、私たちに届けてくれます。
おたのしみに。
それでは。左様なら。
おしまい。
花言葉ってとっても素敵ですよね
こんばんは。
この間、自分の誕生花を調べたら「ハゲイトウ」という花が出てきたんですけど、花言葉は「不老不死」でした。咲原麦と申します。
照明班、振付班、そして今公演では演出補助をさせていただいております。
実は私、3回生なんです。つまり、今公演で引退します。寂しいですね。
2023年度夏公演『ビー玉雨と眠たげな夏』から入団し、約2年半、スタッフとしてこの団体にお世話になってきました。
軽い気持ちで入団したこの私が、こんなに長く月光斜と関わることになるなんて、当時は思いもしませんでした。
全部で参加した公演数は10公演。本当にあっという間でした。
舞台照明を考えることが昔からの夢だった私は、この2年半の間、照明班としてたくさん働かせていただきました。
さらに振付班では4回もチーフをさせていただきました。
また、今年に入ってからはWeb班として企画広報に少しだけお邪魔したりもしました。
総じて、スタッフ冥利に尽きる月光斜生活でした。
たくさんの尊敬する先輩の背中を見ながら夢中で追いかけた1年目。
後輩ができて、少しずつ「先輩」という自覚を持ち始めた2年目。
そして現役では最上回生になった今年度。
私は特に大きな役職に就いているわけではないけれど、最上回生として、この団体のために自分に何ができるのかをたくさん考えた1年でした。
正直、この1年でどれほど力になれたのかは分かりませんし、後輩や同期、そして先輩方に助けてもらってばかりだったと感じています。
それでも、自分なりにもがき続けた姿が、少しでも誰かの目に残り、何かの励みになっていれば嬉しい限りです。
さて、しんみりとしてしまいましたが、明日からいよいよ公演が始まるということで、今公演のお話をしたいと思います。
今公演の演出・右に同じ(以下 右ちゃん)は、私と同じく2023年度夏公演から入団した同期です。
右ちゃんは入団当初からデザインや映像制作に関する知識や技術、センスを持っていて、当時右も左もわからなかった私にとっては「同期にすげえやつがおる」と遠くから眺めていた存在でした。
その後、役者として舞台に立ち、企画広報としても力を発揮し、キャリアと信頼を積み重ねている姿を見て、「自分ももっと頑張らなきゃ」と背筋が伸びたのを覚えています。
そんな右ちゃんとも、この団体で2年半を共に過ごし、今ではかけがえのない親友です。
今まで団員としても友達としてもたくさん支えてくれた右ちゃんと、引退公演で演出陣として一緒に公演を作ることができるのが、本当に嬉しいです。
私は今回、主に舞台効果の演出補助として関わらせていただいていますが、脚本をはじめ、舞台効果、企画広報、そして演出に至るまで、作品の隅々に右ちゃんのこだわりが詰まっています。
また、今公演に参加している団員全員が、公演をより良いものにするために準備を重ねてきました。
どうか、21人で創り上げた『ラ・ベル』の世界を存分にお楽しみいただければ幸いです。
そして、今公演をもって我々55期は引退します。
しばらく月光斜の活動から離れるのは寂しい気持ちもありますが、来年から月光斜を引っ張っていく後輩たちに「がんばれ」の気持ちを贈ると同時に、来年の卒業公演で最大限の「ありがとう」を伝えられるように、
それまでに人としてもっと成長して、戻ってきたいと思います。
明日からの公演が、みなさまにとって心に残る時間になりますように。
小ホールでお待ちしております。
写真は北海道旅行に行ったときに撮ったものです📸
ピンクの薔薇の花言葉は、「感謝」「幸福」「思いやり」だそうです。




