公演日誌
新入生の皆さんへ
改めまして、こんにちは。舞台班二回生のよるです。どうぞ、日誌一ページ分の短い時間にはなりますが、よろしくお願いします。
新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。新しい環境に新しい勉強、ワクワクすること、ワクワクしなければならないこと、ワクワクしてるどころじゃないこと、たくさんたくさん、あると思います。私もそうでした。楽しいことがたくさんある反面、気落ちしやすい季節でもあるので、どうぞ肩の力を抜いて、ゆっくりお過ごしください。
人生は一回限りですが、同時に“たかが“一回です。価値の無いことをしましょう。時間の無駄をしましょう。意味は後のあなたがつけるもの。目的は後のあなたが語るもの。有意義な時間を投げ捨てて、
120分と少しの舞台上の余暇のために。
劇団月光斜はいつだって、ドラマチックな余分を共にする、仲間を待っています。
以下、舞台班作業場にある時計の写真です。時間にお気を付けて。
新入団員へ
こんにちは!
劇団月光斜3回生の夏川きうです。情報宣伝部に所属しています☺︎今公演ではアンちゃん役で出演します🎨この公演日誌を1人でも見てくださると嬉しいです。
まず、新入生に向けて【情報宣伝部】について説明しよう!
【情報宣伝部とは?】
主にSNS運用、外部団体とのコラボ企画などを行なっています。SNSではX・Instagramがメインです。宣伝美術部と連携をとり、広報物の投稿や企画を考え発信していきます。会社で言うと、営業みたいなものですね。ここでは広報の仕方や、企画書の製作・交渉まで行います。将来あなたにとって役立つ部署に間違いない!
4回生に1人👦、3回生に1人👧、2回生に1人👧の合計3人います!(4回生は引退中)ぜひ一緒に活動してみませんか?
まぁ、部署紹介はこのくらいにしておいて…。
次に私の月光斜推しポイントを書かせてください!
推しポイント① "月光斜はみんなガチ"
すこし言い方が悪いですが、本当に月光斜の団員たちはガチな人が多いです。それは、役者でも裏方でも!!公演オーディションでは毎回みんなが真剣に役に向き合います。緊張感がすごい…!また、舞台効果や企画広報では、会議に会議を重ねて最高のクオリティを目指します。公演に懸ける情熱は1人1人が誰にも負けないくらいあります。
推しポイント② "個性豊かなメンツ"
月光斜にはたくさんの個性を持った人たちがいます!あなたの個性を活かせる場所でもあり、新たな個性を発見できる場所でもあります。ここであなたの殻を壊してみませんか?
最後に、
劇団月光斜では新入生のみならず、2回生、3回生の入団も大歓迎です!あなたの大学生活に色をつけてみませんか?
めぐりあひて
皆さん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。2023年度冬公演『ドッペル・クラウンとおもちゃ箱』の演出を務めました、水無瀬融です。私は公演後の年の瀬にということなので、公演を終えての心境を綴ります。これを読んでくださっている方は、もれなく冬公演を見てくださった方でしょう。変に圧をかけてしまってすみません(笑) 見れてない!という方も、2月にアーカイブ映像をYouTubeで公開する予定ですので、ぜひご覧ください。
さて、その冬公演ですが、まさか僕が演出なんて、さらには最後の引退を演出でなんて思いもしていませんでした。てんやわんやで始めた公演ですが、いま思うとこれが僕の月光斜生活の最後のピースだったような気もします。実際に終えてみていちばんの感想は、「これまでの演出、ごめんなさい」です。演出をやってみて、いかに自分がわがままな役者か、生意気な後輩かがわかりました。立場が変わって分かるものですね。それと同時に、この月光斜という団体、そしてそのメンバーへの愛が深まったと感じます。作中でアカリが自分のなかの支えてくれる存在に気づき、成長していくように、僕も公演を進める中で今まで気づかなかったものを見つけられました。僕にとって月光斜は想い出の「おもちゃ箱」そのものです。大切な、大切な思い出。
さて、そんなこの劇団ともひとまずお別れです。色んな想いが駆け巡りますが、ある和歌になぞらえて結びとしたいと思います。
めぐりあひて見しやそれともわかるまに雲がくりにし夜半の月影
これは来年大河ドラマとなる紫式部による歌で、束の間の友人との再会を月になぞらえて偲んでいます。
月光斜で本格的に活動したのは1年と半年。とくに今年度は本当にあっという間で、しんどいとか、楽しいとか浸っていた記憶もないような束の間でした。月光斜が好き、演劇が好き、芝居が好き、そうとわかってすぐにもう離れてしまう。あと1年あればという気持ちが無いと言えば嘘になります。ですが、ここに後悔はありません。支えてくれたみんな、そして応援してくださった皆様、本当に、本当にありがとうございました。来年も、そしてこれからも劇団月光斜をよろしくお願いします。
ありがとう。そしてさようなら。
いつかまた、もう一度会えることを信じて。
演出/水無瀬融
始まりと終わり
みなさん、こんにちは。杏月優香です。
はやいもので、53期も引退の時期を迎えています。
あっという間の3年間でした。たぶんみんな「引退の実感がない」と書いていたと思うのですが、例に洩れず私もありません。
今日はもうゲネの日なのですが…。楽ステのカーテンコールで引退生が前に出る時には感じるのでしょうかね。
なんにせよ、悔いなく引退したいものです。
といいつつ、悔い と言いますか、まだまだやりたかったこと、やってみたかったことはあります。
ですがもう時間は残されていないので。
来年、もし卒業公演に帰ってくることができたら、その時にやれたらいいなと思います。
やりたかったことと同じくらい、いやそれ以上に、たくさんのことをこの3年間でさせていただきました。
この団体は私にとっても「居場所」であり、月光斜のおかげで充実した大学生活を過ごすことができました。
今回、アカリ役をいただき、53期の始まりと終わりの公演で主演をさせていただくことになりました。光栄なことです。ありがとうございます。
この3年間の団員生活、その全てに感謝を込めて、最後に中央捌けをできればと思います。
ぜひ、見届けてください。
それでは、明日からの本番で、皆さまにお会いできますように。
初公演の私を添えて。
53期副座長 杏月優香
思い出
初めまして、お久しぶりです。
舞台班3回生の如月雪ノです。公演日誌自体は『フランスダースの負け犬』以来の3回目です。
早い事に3回生の末期になり刻一刻と引退が近づいております。僕は立命館に入学とほぼ同時に月光斜に入団し、それからというもの時間の殆どをこの団体に費やしてしまいました。それ故、ここに居なかった自分が想像出来ないくらいには色々な経験も刺激も縁も得て、未だに『引退』という事実に実感が湧きません。
冬公演と言えば未だに思い出に残っている事があって、2年前の『さくら』にて初めて三上役として舞台に立ちました。その時、楽ステのカーテンコールにて当時の演出だった3回生の先輩が後まで語り継がれるほどの号泣をしていて、それを見ていた自分も強い感情に揺さぶられたのを覚えています。
ちなみに僕の代はというと、サッパリしている人達が多いので、あの時みたいなハートフルな感じにはなら無さそう。みんな終わったと同時に次の事に向けて動き出しそうな、そんな感じがします。
役者としての思い出は『さくら』になりますが、月光斜を通しての思い出となれば、『酔生夢死』になります。長くなるので割愛しますが、あの作品は自分にとって因縁でもあり悲願でもある様な作品です。一時は、あの作品をどの様にして形にするかを常に思い描いてた時期もあり、目標でもありました。当初思い描いていた形とは少し違うけど、自分の伝えたかった物語を多くの人に届けられたと確信しています。
あの時一緒に公演を駆け抜けた団員、観に来てくれたお客様、応援してくれた人達に、ありがとう
そんなこんなで、 月光斜としての活動は一旦区切りを迎えます。特別演劇に思い入れがあって入団した訳ではありませんが、ここまでやって来た事には大きな価値があったと思います。
今はただ全ての人に感謝を
そして『ドッペルクラウンとおもちゃ箱』も皆様の一つの思い出になれば幸いです。