公演日誌

2024-10-10 18:00:00

最後の公演日誌のタイトルってみんな何にしてますか?

 こんにちは、もしくは初めまして。制作4回生のヘオンと申します。

 

 ううん、正直以前書いてた引退公演の日誌を振り向いて見ていましたが、なんか「卒公に戻ってこれないかも~」とか言いながら長い文書で色々書いていたのでもう何を話せばいいのかわからなくなりました。あとのことじゃんと考えようね。

 

 にもかかわらず話を進めると、いや、いよいよ卒団が目の前まで来てしまいましたね。完全な終わり、FINAL、끝、などなど。

 

 少し個人の話にはなりますが、私は中学の時代から芝居に触れ、高校、大学に至るまでストレートに芝居を続いている身です。2014年の夏から2024年の秋まで、2年間のブランクはあったものの約8年。どこかで役者と名乗るには恥ずかしい実力・期間には間違いないでしょうが、にしても私が注いできた時間は決して短い期間ではありませんね。しかも外国まで来て芝居やってるとは、人生かけて好きだったよ!と言えるのではないでしょうか。なので今公演は私と劇団の別れ話でもありますが、その以前にこの8年、もっと言えば芝居との終止符でもあります。残念ながら今後役者としての道は歩めないことになったのでですね。

 

 物心つく頃からはずっと芝居をしていたため、芝居がない人生のことをあまり考えたことがありません。想像しづらいですね。多分、新しい夢が見つかるまではきっと退屈な人生になると思います。自分の身と時間と心を捧げてまで愛してたものとのさよなら。悲しいとか心配とか何も当てはまらないなんとも言えない感情でありますが、一つ言えるのは終わりは迫っているということですね。なんと残酷だ。

 

 だからこそもっと後悔のないものにしたい!というのが今公演と向き合う私の気持ちです。新しく一歩踏み出さなきゃいけない私にとって今公演を最高の記憶、そして前に進める原動力としたいです。そして見てくれる誰かにとってもそんな舞台にしたい、と勝手に思っております。

 

 先から自分の話ばかりで、劇団のことは何も言ってませんね笑。正直劇団に対することは前回の日誌で全部書いちゃったところもあるのであまり書くことがないですね。そんなに心配してた後輩たちは立派に成長して、今は学ぶところしかないし、新入生だって個性豊かですごい子ばかりで活動する毎日が楽しいです。

 

 そんな中で気になるのはやはり団体にとっての「自分」ですね。話を聞けるいい後輩であったが、一緒に頑張れるいい仲間であったか、頼りになるいい先輩であったかなどなど、考えてみればそんな人にはなれずご迷惑だけかけていました。

 

 まだ未熟で限りなく弱い人間の私の可能性を信じ、意味を与えてくれた人々と団体にただ感謝するだけです。私の人生の一ページはこの団体で埋められていて、ここでの記憶を忘れることは決してないです。素晴らしい人たちと出会い、勝手に素敵な夢を見ました。本当に本当にありがとうございました。

 

 月光斜の、役者のヘオンの人生はここで終わりです。もしかしたら他のところでまた出会えるんですかね。わからないし、そうなったら嬉しいだろうけど、一旦この物語はここで終わせます。私と関わってくださった皆様に感謝いたします。私たちの出会いが素敵なものであったと言えるように、最後まで走り抜けます。一緒に最高のお別れ向かましょう。それでは 안녕히!

 

 これまで出会った中で最高の仲間たち。時間と世代を経て、が画像に取れていない人もたくさんいますが、どんな人も忘れないようにしたいです。모두 사랑해!’

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2024-10-10 12:00:00

まさか、まさかこんな所で

始めまして、そしてさようなら

 

公演日誌を書くのはこれで4回目になります。  

入団のきっかけは高校の友達が演劇部に入っていて、勧められたのが始まりでした。なので周りの様に演劇に対して特別高いモチベーションがあった訳ではありませんが、結果的に大学生活の大半を費やしました。

あまり団体で一つの目標に向かうという経験が無くて正直今でも慣れない事はあります。それでも、やっぱり楽しかったな。これから先の人生で同じように大人数で何かを作る事が有るかは分からないので、1ヶ月も無い残りの時間を精一杯に生きようと思います。 

 

最後に僕自身、役者の経験が多い訳では無いので『如月雪ノ』の名前を認知している人は多くないかもしれません。ですが、自分が携わった物が誰かの心に残り続けている事が、僕がこの団体に居た意味だったと思います。

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2024-10-03 12:00:00

金蘭

お久しぶりの方はお待たせ致しました。初めましての方はどうぞご贔屓に。

音響効果班4回生、殺陣音響オペレーションを担当させて頂きます堀丸奏です。

ちょっと前の公演ではXll単と名乗りまして演者側で出てたりしてた人でもあります。

よしなに。

 

数えてみれば2022年度を最後に月光斜を離れて早二年。当代の卒業公演に名を連ねさせて頂けるとは思いもよらずと言うか、公演準備も締り際のこの日になっても未だ夢心地でございます。

ついでに培ったハズの公演知識も夢の様にボヤけてしまってなんだか新規入団したみたいです。いかんでしょ。

 

2年。私が生まれ過ごした年月の11分の1。こう書けば少ない様にも見えなくは無い、しかし重い時間です。

学生団体という母体においてそれは更に重くなるのだなあとひしひしと感じる今日この頃。

 

例示するなら公演映像を通して見ていた後輩達が生で目の前にいる衝撃でしょうか。

人となりや自然な動きを見る毎に、実在するものなのかと都度感じます。

同期の知らぬ間の成長や何なら当時の私など比ぶるまでも無い後進の完成度、スケジュールの進行や考え方の進化。語るべきは多いです。

 

が。我々は演劇を媒体とする団体でございます。

今言った全てを演劇で伝えるのは傲慢でしょうが、その努力も成果も全ては公演の為。

月を見上げた者たちの果て、是非観て頂ければと思います。

 

私としては…ただひたすら、置いて行かれない様に。この2年という空白が願わくば良き音となりますように、尽力していきたいですね。

 

うーん、重い。皆どんな事書いてるんですかね。

最後についでにやってる京都観光の写真でも。

平野神社。見飽きてるかもしれませんが、何方かと言えば良き空が合います。

息抜きもちょくちょくしつつ、楽しみます。

良き日を。

 

堀丸奏

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2024-09-30 12:00:00

ガ〜タガタ言ってる時間はねェ!

お久しぶりです。4回生、舞台班の湖畔夕日でございます。冬公演以来ですね。今公演はスタッフとして参加しております。前回書いた時は「戻れたら…」とかなんとか言ってましたが、私久々に吐血しながら戻ってまいりました!!(ほぼ倒れる寸前でしたがね… 🥲 🥲)

 

 

さて、いつも最初の方は公演日誌を自由表現の場と思ってふざけ倒している私でございますが、最後なので今回ばかりは真面目に話しましょうか。

 

 

いつかの公演日誌でも書いたように私は剣道をずっとやっておりまして、大学でも剣道をやろうとぼんやりと考えておりました。ですが、ひょんなことがきっかけで演劇をやってみたいと思うようになり、1回生はいろいろあったため、2回生から入団しました。元々は役者をやるつもりもなかったし、少しだけでも演劇に関わってみようかなという、いわゆるただの小さな興味からくるものでした。

 

 

ですが、終わってみれば2回生からなんと合計8公演も参加していて、中止になった公演を含めると、5回のスタッフ経験(2022夏・2023新歓・2023夏・2023冬・今回)と3回の役者経験(2022卒・2022冬(中止)・2023卒)を積ませていただき、ありがたいことに役者とスタッフを約半分ずつ経験させていただきました。そのおかげでどちらの楽しさ・苦しさも程よく理解することができたような気がします。 

 

 

実際の私は大工の三太のようなあんなに真面目にボケる人であったり、アンサンブルのような人であったりはしませんし、拳助のような快活で好戦的な妖怪でもありません。ですが、舞台に立ったその瞬間だけは、自分とは違うその人物や種族に身も心もなることができました。スタッフとして参加した時も、作業場に行けば皆が作業していて、ひたすら繰り出されるボケに対して私が突っ込んだり、はたまたどう対処していいかわからなかったり、そして時折懐メロを皆で熱唱しながら作業して、ここでも自分らしさだけではなく、自分にはない何かをも発揮することができました。役者の時もスタッフの時も苦しかったことは数えられないほどありましたが、とても楽しかった…☺️

 

 

私は月光斜のおかげで人としても成長できたなと感じています。全くの演劇未経験で、しかも遅れて入った私が、メインの役者を2度も務めさせていただいたり、舞台班の一員として最後の公演まで全うすることができたのは、ひとえに51期や52期の先輩方、同回生や同期・後輩の様々な物事に対する考え方やアイデアに触れ、技術的にも精神的にも大きな影響を受けたからでございます。本当にありがとうございます。私を支えてくださった皆様には感謝してもしきれません。🙇‍♂️

 

 

この団体はこれからも続いていくでしょう。ですが、私たち53期はここで卒団いたします。志半ばではありますが、いつかまた会えることを信じて。

 

 

最後に、タイトルのセリフを発した写真の人物で、私が初役者を務めた、「大江戸ロケット」大工の三太くんのセリフに掛けて、後輩たちや来てくださるお客様に対してメッセージをお送りいたします。

 

 

 

ソラ「で、三太(と湖畔夕日)はこれから何するの?」

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三太・私「チッチッチ… 👋   俺はここ(心の中)でみんなを見守るっっ!!!」

 

 

夢のような時間でした。それでは。さようなら、またいつか。

 

舞台班4回生(元 大工の三太・アンサンブル1・拳助役): 湖畔夕日

 

2024-09-26 12:00:00

可惜夜から醒めるその日まで

月光斜を愛する皆様、こんばんは。公演日誌4回目にして初の先頭を務める星藍です。
ここ最近は日中汗を掻いたりジメッとしたりする一方で夜風が涼しく感じ始めるようになりましたね。長い夏から短い秋へと移り変わるこの時期だからこそ体調を崩しやすいので、なにとぞ寒暖差に気を付けてご自愛してください。
さて、今回の公演日誌は今公演で卒団する四回生全員が担当します。つまり私も今公演限りで月光斜を卒団致します。22年度夏公演『グレートマイファミリー!』から参加して2年と少し、本当にあっという間で正直来年が本当の卒業公演ではないかと思いました。そんな月光斜で過ごしていた間は、私にとって可惜夜(あたらよ)のような感覚になっていました。最後の公演日誌は月光斜での2年強の総括、そして私に関わってくださったすべての方々への感謝の意を綴らせていただきます。ご存じの通り(?)私は演劇経験が皆無の状態で劇団月光斜に入団しました。上側・下側や客電など基礎知識を全く知らないだけならまだしも、演劇にとって核と言っても過言ではない周りとのコミュニケーションを十分に取れているかも分からない状態だったので、入ったばかりの頃は楽しさよりも不安や焦燥感が上回っていました。幼いころから微かに抱いていた劇団への憧憬だけで特にそれっぽい練習などをしないまま演劇を始めた自分を後悔し、苛立ちを隠すように周りの仲間たちに不遜な態度をとったこともありました。ほんと最低。そんな私を皆は受け入れ、親身になって支えてくれました。自分が抱えていた悩みを聞き、たくさんのアドバイスと応援をしてくれたおかげで今の自分はあの時より少し大人になり、朗らかになれたのかなと思います。
そしてここで成長できたからこそ公演を重ねるうちに『月光斜のために』という気持ちで自分のできることを極限までやり切ろうと思えるようになり、楽ステが終わるたびに「自分もこの劇団の一員なんだな」と実感するようになりました。特に音響オペレーターを務めている時は責任感もより強くなり、より充実した時間を過ごせました。
あっ!!!そういえば皆様は月光斜の最新情報である今公演の全体紹介を見ましたでしょうか!?今回私は4回目にして最後の音響オペレーターをやるのですよ!!(書いていない)しかもあの堀丸奏とバディを組んでですよ!!(書いていない)
まだ予約をしていない人でこの日誌を見た方は今すぐに以下のリンクから予約しましょう!さあ、さあ!!!!
https://ticket.corich.jp/apply/340292/すみませんでした、気を取り直して話を戻しましょう~
心境が変わるにつれて私にとって周りの仲間たちの存在感は日に日に大きくなっていきました。なんといっても自部署である音響効果班。『NightBrusher』で憧れ、皆から愛された堀丸奏、一番長く公私を共にし、役者としても魅力的だったRYO、至らぬところの多かった私を堅実な音運びで支えてくれたあかや、これからの音効班を担う個性豊かなきゅらた☆と香村。一時期音効班に所属していたさくら愛実も含めて私の周りには頼りがいのある最高にクールな仲間たちがいました。
そして常に自分のお手本として輝いていた先輩方、同回生だけど自分より早く始め、私の憧れだった53期、後輩ではあるが一緒にスタートラインを切って自分に対してフランクに接してくれた同期たち、そして期待値しかない可愛い後輩たち...。私はこの2年強でこれほど多くの人に恵まれた幸せ者なのだなと、振り返ってみて改めて感じました。こんな日誌を書いている間にも時間が流れ、段々と「あぁ、自分は月光斜を卒団するのだな」と自覚するようになりました。このまま時間が止まって大好きな仲間たちといつまでも最高の演劇を創っていきたいと思いつつも最後の音オペを全うするために粛々と準備を進めている私がいます。今自分にできることは、心の拠り所である月光斜のために最後まで尽力し、史上最高の音響効果の表現を実現させることである。そう思いながら真剣にかつ楽しく自分の仕事を果たしています。そして私に関わってくださったすべての方々へ、
今まで星藍を支えてくださってありがとうございました。たくさんの貴重な経験と何にも代え難い思い出をありがとうございました。IMG_2647.jpg

最後に可惜夜の意味を書き残して私の日誌は終わります
『明けてしまうのが惜しい夜』

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