公演日誌

2025-10-11 12:00:00

疾風舞★Ⅳ

おはようございます。
久しぶりですね、宣伝美術部の疾風舞★Ⅳです。

この日誌を読んでいただきありがとうございます。
卒業公演の日誌ということで、少しお付き合いください。




何も知らない演劇の世界に足を踏み入れ、がむしゃらに公演を走り続けていると気づけば自分の卒団が目前に迫っていました。そしてこの日誌を書いている今も、静かにその時は迫ってきています。

でも自覚はありました。残りの参加できる公演を数えては「これができるのは最後かもしれない」と自分に言い聞かせてきましたし、その瞬間を噛み締めてきたつもりです。

それでも、もっとこの団体にいたいという気持ちは、言ってもいいでしょう?

『人間探偵カイ』の時の日誌にも書きましたが、私は「終わり」という言葉が嫌いです。楽しいことも、美しいことも、なにもかも「終わり」があります。どうあがいても覆すことはできない決定事項です。私は今その淵に立ち、もう後戻りできないところにいるわけですから、言わせてください。


私は月光斜が大好きだ。
だからこそ、できることならもっと、仲間と共に、ここにいたかった。


ふむ、すっきりしましたね。私は想いを言葉にするのが苦手なので、こういう文面のほうが素直になれます。でね、「もう後戻りできない」わけなので、過去や決定事項を受け入れ、今できることを頑張るしかないと思うんです。月光斜はコンティニューができないので、ゲームオーバーではなくハッピーエンドを迎えられるように残された時間を楽しむしかないんですよ。うん。


今、私は滅茶苦茶楽しんでいます。出来る限りの全力で、でもたまにサボって。最後ですから、最高の舞台をと思っています。もちろん過去公演も精一杯やってきました。先輩の背中や後輩の姿を見て、自分に活かせそうなことは盗み、初心者なりに自分の表現を考えてきました。今の私があるのは、支えてくれた月光斜の仲間と、家族と、お客様のおかげです。本当に、本当に、ありがとうございました。


そして、演劇を観ることはあっても、舞台に立つことはもうないと思います。

「疾風舞★Ⅳ」、この名前も先輩から受け継いだものです。
結構愛着が湧いていますし、誇りに思っています。
でも、それを名乗るのも今公演で最後。
疾風舞★Ⅳは、ここで消えてなくなります。





「終わり」がくれば次の「始まり」がある。


次の始まりまであと少し。


疾風舞★Ⅳの「終わり」を見届けてください。

25卒公演日誌 かけるさん.jpg

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