公演日誌
襷
こんにちはこんばんはおはようございます!
最近めっきり寒くなってきましたね、華那多です。
早いもので、私たち53期生はもう今公演で引退だそうです。え?本当ですか?
正直なところ、まだ実感が湧いていません。私はまだ新入団員で、これからまだまだ月光斜団員としてみんなで公演を打つんだ!!!くらいに思っています。でも今回でおしまい。なんですよね。
こういうものごとの終わりっていつも実感がなくて、全部終わってから気持ちが追いついてきます。大事なものはいつも失ってから気づく。なんだかやるせないなぁ、なんて思いつつ。
月光斜の活動でやり残したことはいっぱいあります。数え切れないくらい。でもそれと同じくらい、得たものもまた数え切れないくらいあります。何よりも私にとって大きかったのは、「受け入れてもらえる居場所」ができたことでした。
公演日誌を書くたびに「月光斜が私の居場所です!」みたいなことを書いている気がするのですが、そこはご愛嬌ということでひとつ…。
入団時期が中途半端だった私を受け入れてくれ、生意気なことをたくさん言ったであろう新入団員時代も先輩方はじめ団員のみんなに受けとめてもらいました。後輩ができてからも、頼りない私をたくさん支えてもらいました。不甲斐ない…。
大学生活の大半を占め、色々なことを犠牲にした上で成り立っていた月光斜生活でした(笑)が、決して無駄ではなかったと胸を張って言えます。引退してしまうのが惜しい、まだまだこの団体の一員でいたい、私にとって月光斜はそんな存在です。うまく伝えられているかわかりませんが。
これから先も、月光斜はきっと走り続けていくと思います。なにか大きな功績を残せたわけではないけれど、長い歴史の一部になれたこと、そして私の好きな月光斜を引き継いで走ってこれたことを誇りに思います。
長くなりましたが、泣いても笑っても私たちの物語はここで一度幕をおろします。現役としての最後の公演、ぜひ見にきてくださいね!!
ここまで読んでいただいたあなた、さては私のファンですね?
ありがとうございました!
華那多より 愛をこめて。
懐かしい写真が出てきたので載せておきます。初舞台、幼いですね。
日誌
今回バーク役を演じることになりました、夏流日です。よろしくお願いします。
さて2023年と私の残りの劇団生活も1ヶ月となりましたが、いかがおすごしですか。この団体に入ったことが昨日のように感じられます。1番思い出に残っている公演は、やはり2年前の冬公演「さくら」ですね。私が初役者と主演をした公演です。雪之丞役の日暮住処さんにはだいぶ苦い思いをさせられました笑。ただ演劇の楽しさを知れたきっかけでもありました。また今年は座長として所属していました。ただ居ただけですけどね。
この団体は今後も続いてくと思います。またこの団体を去った後も私は作品を世に送るという仕事に携わりたいと考えています。どちらも作品という形を通して世に何かしらのメッセージを伝えて行くわけですね。このような活動には皆さまの応援が不可欠です。ぜひ今後ともよろしくお願いします。半年後に無事就活が終わることを祈りながら…
年寄りは去ります
こんにちは!制作3回生のへオンと申します。今回は専属として参加させていただいてます。
半年ぶりの公演日誌なので何を書けばいいのかよくわからないんですが、一応頑張っていきたいと思います笑。
いや、私も引退する時になりましたね。私、色々事情があってこの団体に関わるのはもう5年くらい立ちましたが、いよいよって感じです。でも感慨深いというよりは、なんというか平穏というか、思ったより心が揺れる熱い気持ちではないですね。多分まだ実感できてないからかもしれません。もう私にとっては月光斜という団体はずっといて当たり前な場所になっていると思うし、ある意味家族みたいなもんですよね。でもそれもあと一カ月で終わっていきます。何と悲しい(涙は出ませんけど)
正直、お別れというのはあまり派手にしない方がいいと思っちゃう人間なので、今の私の心の状態は好きというか、満足しております。人間は弱いゆえに感情を入れすぎると元は耐えられたものにも崩れてしまいますからね。(でも涙を流せるのもそれはそれで素敵だと思いますけどね)私が初めて参加していただいた2019年度の卒業公演では私が卒団するわけでもないのにめちゃくちゃ泣いてた記憶があります。先輩すら泣いてないのに、何でって感じです。今思い出すと死ぬほど恥ずかしい笑。だから今回こそ泣かない。私の引退はクールにしたい感じです。あ、でも後輩には泣いて欲しい。うん、自分の別れに淡々とした大人っぽい先輩とそんな先輩を尊敬する後輩の涙顔、素敵。絶対泣かせてみせる。笑
まあ、半分冗談では書いてますが。やっぱり気になるのは私が去る時と去ってからの劇団ですね。私自身は劇団生活を楽しんだとは思いますが、果たして私と一緒にしてくれた団員たちもそうだったのかについては自信がありません。あまり頼りにならない、単純にうるさいだけの厄介な先輩だったんじゃないかと。ごめんね、みんな。
また、そんなやつなのにも関わらず、下の代の心配をしてしまうことですね。自意識が高すぎるかもしれないんですが、私たちがなくなってからの劇団のことに期待も心配もしています。みんなだったらまた新しくて素敵な劇団にしてくれるとは思いますが、年寄りの余計な心配はどうしても消えませんね。
まあ、とことん騒いでしまいましたが、結論は別れがもう目の前まで迫ってきたということです。 来年の卒業公演も参加予定ではありますが、私がその時に参加できるという保障もないので、一応私の公式的な劇団員としての旅程はここで仕上げたいと思います。劇団のために頑張ってくれた先輩、同期、後輩、そして劇団を愛してくださる多くの方々の情熱と愛情に乗り、勝手に夢を見ました。文章で表現できないほどの価値を学んでいく大切な日々でした。この劇団に入ったことを後悔する日は絶対ないでしょう。今までの活動を愛してくれて支持してくれた一人一人に感謝する気持ちだけです。今まで大変お世話になりました。ありがとうございました。今後の月光斜のこともよろしくお願いします。
ヘオンより
もう使わなくなってしまった作業用のpcです。私が入ったばかりの時には現役だったんですが、今は部室の隅っこで眠っています。これを見てるとなんか、奇妙な友情を感じますね。昔の友を見る気がします。
刹那
どうも、710です。小ホールに悲鳴が鳴り響く日々が続き、本番週って感じがしますね。
なんだか去年の公演日誌にもそんな感じのことを書いた気がします。
さて、最後の公演日誌、せっかくなので月光斜への想いでも書いてみましょうかね。
ここまで全ての公演に参加してきた私ですが、実は2公演目ぐらいには辞めようかなって思ってました。辛いことがあったとかではなくて、ただ、演劇自体から身を引こうと思ってました。
私の演技を好きだと言ってくれる人がいます。でも、やっぱり舞台上の自分と普段の自分って違うじゃないですか。みんな、役者としての710は好きだけど、普段の私のことなんて好きな奴おらんやろって。
私は“私”としてではなく、“710”としてじゃないと好かれないとか、そんなこと思ってました。
でも、月光斜での生活は“私”を許容してくれるんだなぁって思えて。
長い時間をかけて、やっと710は私になれた気がします。舞台上で全てを隠す必要は無くなりました。私は素直に、その場で感じたことを皆に伝えることができそうです。
私はあのホールいっぱいに、みんなへの愛を伝えるよ。それは、月光斜はもちろん、観に来てくださったお客様、今までの私達を見ててくれた人、全員に伝えます。
だから、どうか私からの「ありがとう」を受け取って欲しい。
長いようで短かった月光斜生活。
これからの長い人生で、私は何度思い出すのでしょう。もしかしたら、案外すぐに忘れるかも。きっと、みんなも思い出しては忘れていく。
時は諸行無常、人生は夢幻泡影。
だからこそ、今生きてるこの一瞬一瞬が、その人にとっての宝物になればと思っています。
今回の公演も、観た方の心に残るものになれば幸いです。
では、劇場でお会いできるのをお待ちしております。
710
写真は愛すべき照明班💡
無題
割と最後の方に書かせていただくことになりました。おぎゃんです。お久しぶりです。
10月のはじめまで他団体で役者をさせていただいていたので、本番直前、てんやわんやで衣装まだまだミシンで縫っています。
犯罪×犯罪 の時期に月光斜に入団してから、night brusherで初めて本格的な洋裁に手を出し、ここまで走ってきましたが、最後の最後までスケジュール管理が下手な私でした。
その分。私にしかできないクオリティの衣装を、最後に残して去ろうと思っています。
素直に今の気持ちを書きます
月光斜に何を感じるべきなのかが分からなくて。いま、
月光斜に入ったのは、高校の同級生がこの劇団での活動で忙しそうにしていて、「なんだか充実しているなあ」と思い、私も!という安直な気持ちが理由でした。
この劇団を通して素敵な出会い、自分の才能を試す機会、演技への興味、たくさんを受け取りました。
しかし私自身も、学生劇団というものの性質上、この劇団にたくさんを捧げてきました。
その中で仲違いすることや、自己管理不足で団員に迷惑をかけることもたくさんあって、なんだか捧げるにも捧げきれず、中途半端にここまできてしまい。今更私と月光斜が合わなかったのかななど、漠然としたモヤモヤを抱えています。
ただ、服が作れるようになりました。
布を切るのはとても面倒ですが、
自分を少し認められるようになりました。
直すべきところはたくさんありますが、
何度も自分を見つめ直す機会をくれてありがとう、ぼんやりとした気持ちがたくさんあって、その中からどれを掴むべきかわからない大学での4年間を過ごしてきました。
でも今自分が手に持っているものを信じてあげようと思います。
みんなが私を照らしてくれた分、いつか私もみんなを照らせる太陽になりたいです。
思考に溺れそうな毎日、前を向いて生きていきたいです。
きっと、ここで過ごした3年間は、きっとこれから私が大切にしていく3年間なんだと思います。
ありがとうございました。
愛すべき後輩載せておきます