公演日誌
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑥音響効果
はじめまして。
今公演の音響効果班チーフを務めさせて頂いてます、2回生のXII単です。
いくらか作業は落とされていたとはいえ、チーフ故の新しい作業が増えてきりきり舞いになりつつ役者もしつつ、みたいな感じで日々を過ごしています。
仕事の早くない身としてはある程度予定を立てて(予定を立てる時点で面倒くさくなってやめることもあるんですが)その通りに作業を進めていきたいものなのですが、如何せん今公演は超・大規模。音を作る・配置する者としては音数が増える度に作業の楽しさと多さの間で得もしれぬ感情が湧き上がっています。
音を作るのって楽しいのです。
効果音とか環境音って割と身近にあったりします。例えばYouTube、オノマトペの音が多いです。そんでもって爆発音が鳴ったら「ああ、これあのサイトの音だ」と出処まで把握出来るレベルで同じ音が多いです。
フリーBGMなんかも複数個動画を見てたらいくつか「このBGM前にも聞いたな…」みたいな経験、少なからずあると思うんですね。
音のソースがググれば大体出てくる時代、音が膨大な時代において、我々は
・何を使うのか。
・何処に使うのか。
・どうやって(何を表現する為に)使うのか。
表現方法の選択肢は大いに開けてますが、そこからどのルートを選択するのか…
音効班のセンスは一つ、ここに問われると思います。
話を大きくしてしまうのが私の癖です。まあ小難しい事は置いとくと、「今公演文量多いから音数も増えてたのしいね!!!!」ってことです。
そしてその中で表現する舞台が、江戸時代末期、水野忠邦老中政権下の「天保の改革」。表現に法的規制がかかった時代というのは何かの皮肉といいますか、面白い事だと思います。
制限されたご時世に生きる人々を、制限なき音で後押し出来れば。終着点は見えています。
乞うご期待を。
全国の皆様の夢の一助に
あと忍者集団黒衣衆をよろしくお願いします!!!!
XII単