公演日誌
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑨主演・710
どうも、710です。皆様ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。これを書いているのは本番前日の朝。私はだいぶ緊張しております。
さぁ、周りの団員の情緒もだいぶ不安定になってまいりまして、小ホールで仕込みをしていると悲鳴が聞こえる季節になりました。非常に本番前という雰囲気に仕上がっております。
その悲鳴の分、きっといい舞台を作っておりますので、ぜひお楽しみに🎆
さてさて、せっかく主演という枠でこの公演日誌を任されてますので、玉屋清吉くんについて書きましょう。
玉屋清吉くんはですね、非常に熱い男です。頭で考えるよりも先に手が出る。花火以外には興味がねぇ。俺が1番、ナンバーワンだ!!俺が!!花火!!作るんだ!!って感じの頑固な花火バカとなっております。
そんな玉屋清吉くん、まじで私との相性最悪で、もうずっと頭を悩ませていました。
今までの710のお芝居は、割とクールと言いますか、知的なキャラばかりだったんですね。だから、こんなに感情大爆発の子って初めてで。どうしていいのかわからなくなって。今までの子の中で1番難産でした。ほんとに。
感情出てるはずなのに、どんなに頑張っても86%しかだせなくて。残りの14%は理性が残ってて、おぉんぴぇんとなってました。
なんでこんなにできないんだろうって考えた時、やっぱり周りを頼りきれてなかったんだなって気づいて。
演劇ってすごく難しくて、どんなに1人が上手くても芝居全体が面白くなかったら意味が無い。演劇は総合芸術で、みんなで知恵と技を合わせて作り上げていくもの。だから、周りを信じなきゃやってけないんです。
そんな大切なことを私は見失ってて。4回生の卒業公演、失敗する訳にはいかない。必死に俺がやらなきゃ。俺がどうにかしなきゃって思って1人でから回って。
でもちゃんと周りを見れば仲間がいて、頼れる先輩がいる。だから何にも不安になる必要なんてなくて、私は自由に玉屋清吉を演じていいんだって思えてきたから。
だから明日からの私はきっと自由に舞台上に生きて、お客様へ、そして何よりも卒団生たちへ、どでけぇ花火を打ち上げるでしょう。
何はともあれ、お客様に楽しんで頂ける舞台をお届けしますので、ぜひ小ホールに足を運んでくださいな。
久しぶりの対面公演、皆様にお会いできるのを心から楽しみにしております。
ここまで読んでくださりありがとうございました。乱雑な文章で申し訳ないのですが、寝起きに書いているということでどうぞご容赦を。
ではまた舞台でお会いしましょう。
これは役詰めにどん詰まってヤムチャしてる710。
いや、本当に人に頼るの下手くそなの直したいんですけど、ま、これもツンデレみたいなものだと思ってもろて。かわいいもんでしょ。