公演日誌
言の葉から咲くヒガンバナ
はじめまして。
この春から月光斜に入団しました、舞台班一回生のびっがぁと申します。
本公演ではアンサンブル2として出演いたします。
どうぞ、よろしくお願いします。
自分で言うのもあれですが、ポエマー気質です。この公演日誌でも、くっせぇ文章書いちゃうと思いますが、生暖かい目で見守ってやってください。書いてる本人は無自覚です。
さて、初めての公演日誌ということで一体全体何を書こうかと迷い続けて三千里、少しだけ自分のことについて話してみようと思います。
芸名はびっがぁ、出身は北海道です。なので、京都は暑くて仕方ありません。北の大地には梅雨なんてありませんし、虫もそんなにいないので、本州での生活には悲鳴が伴っています。好きな食べ物はオムライスです。デミグラスソース一択ですね。これだけは譲れません。そしてですね、私、演劇を初めて今年で7年目になるんです。中学高校を演劇に捧げて、大学でも続けようとしています。もはや中毒者ですね。病気です。
もともと経験者と言っても、月光斜ではすべてが初体験です。中学高校演劇はお金も場所もないので、高台はおろか、パネルだって作ったことはありません。費やしてきた時間はそこそこ長いけど、悲しきかな、その分の技術などは伴ってないんですよね。まだまだ赤ちゃんです。たくさんの先輩方に色々教えていただきながら、少しでもお役に立てるように、これからもっと頑張ります。
自分語りはこのくらいにして、少し雑談を。
今回の作品は冥界、“死の世界”が舞台となっています。“死の世界”と言われると、どうしてか私はヒガンバナをイメージしてしまいます。皆さんはどうでしょうか?
ヒガンバナの花言葉は「あきらめ」「独立」「悲しい思い出」と、どこか死を彷彿とさせるようなものばかりです。ですが他にも「情熱」という言葉や、「想うはあなたただ一人」という言葉も含まれているんです。
死後の世界でも、自分のことを情熱的に思い続けてくれている人がいると思うと、少し、あの世に行くのが楽しみになってきますね。
そんなとりとめのないことを考えてしまう月が綺麗な夜のことでした。
それでは、日誌を綴るペンも、ここらで置かせていただきましょう。
せっかくなので、最後にヒガンバナの花言葉をもう一つ。
「また会う日を楽しみに」
劇場でお待ちしております。