公演日誌

2024-06-24 20:00:00

楽しい雑談をするつもりでした

初めまして、相葉光希(あいばみつき)です。ピカピカの一回生、どきどきわくわくといった気持ちであります。

今公演では橘役、そしてアンサンブルとしても出演させていただきます。4役ほど登場するシーンがありますので、それぞれのシーンで世界観を演出できればと思います。

 

 

さて、何をお話しいたしましょうか。快晴ぽかぽかの昼下がり、私の思考もぽかぽかです。

せっかくこのようにお話しさせていただく機会ですので、お恥ずかしながら、少々自分語りをさせていただきます。

 

わたくしずっとお芝居に興味を持っていたのですが、なかなか挑戦する機会もなく、この度やっとご縁あって舞台に立たせていただいて大変嬉しく思います。

振り返れば幼少期からごっこ遊びにお熱でしたね。設定を決めてロールプレイをするのが楽しくて、お芝居に恋い焦がれてかれこれ10年以上にのぼるかもしれません。

しかしあまのじゃくな性格といいますか、自分を表現するのが苦手な質でしたので、お芝居は私の中でくすぶったまま、一人きりのときだけできるあそびでした。

ただ、人前でプレゼンするときや中学の頃の吹奏楽部でのソロ演奏、高校の頃入っていた剣道部の試合の時でさえ、注目を集める際は自分を一度隠し、全く別の人になりきって自分を演出していました。

演出、と言いましても私の脳内で設定をつけていただけでしたが。。

これが何よりも楽しく、いきいきとできるのです。

私は自分に自信がありません。今もそうです。しかしその瞬間だけは、『私は今自分でない誰かになっているのだ、自分はできる人間だ、自分を見てくれ!』といったように、私とは違うパワー、自信が心から溢れんばかりに漲ってきます。

 

受験期も私の中のお芝居への欲求は衰えず、ついにこの劇団に出会うことができました。

月光斜の人たちはみんな本気で公演に向き合っていて、日々自分も努力しなければ、と思わせてくれます。

舞台上で自分ではない誰かの人生の一瞬を生き、自分がその誰かを生かす、こんなに貴重で楽しくて生を実感できることはありましょうか。

もしかすると、私は生きたいのです。自分の人生だけでは足りないのです。自分だけでは感じられない気持ちを体験したいのです。

演出のRYOさんが仰っていたように、ただ自分が楽しいだけではいけません。

見に来てくださったお客様はこの感情をどう思うだろうか、喜んでいただけるだろうか、心が動かされるだろうか。

お客様を想い、感謝し、一期一会のひとときを過ごすことができるなんて、考えるだけで私は幸せです。

その人物の人生のハイライトを皆様と共有できる日が待ち遠しいです。

 

月光斜に入って約1ヶ月半でしょうか。たった1ヶ月半、短い期間ですが、私にとって今が人生で一番楽しくて、生きている実感が持てています。

人前で明らかに別人として生きるのは生まれて初めてです。しかしもう既にこの感覚の虜になってしまっています。

まだまだ青く、未熟なお芝居かもしれません。しかし情熱をもって日々向き合ってまりましたので、お楽しみいただけますと幸いです。

 

初めてする自分語りに気持ちが溢れてしまい、文の拙さが隠せなくなってしまいましたね。失礼いたしました。

また皆様にお会いできる日を楽しみにしております。

 

 

今公演は冥界ということで、蓮の花と縁があります。

蓮とは少し違うようですが、春先に行った神戸どうぶつ王国で見た熱帯の睡蓮を添えて。

どうぶつとふれあいたーーーい!!もふもふしたーーい!!いきもの相手でもコミュ障やけど!!!!!

 

ここまで見ていただきありがとうございます。

以上、相葉光希でした。最後になりますが、精進して参りますので、これからよろしくお願いいたします。

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