公演日誌

2024-06-28 20:00:00

〆切守ろう

 こんにちはこんばんは、お疲れ様です。一島停改メ、頃莉と申します。今回は脚本を務めさせていただきます。

 私、こんな脚本を書いておいてなんですが、コメディ調の小説や脚本が少しばかり苦手でありました。読むのは別に構いはしないのですが、いかんせん書くのが苦手なんです。書き手の思想やテーマというものを反映しにくく感じて、どうも薄っぺらく感じてしまう。もちろん読んでくれる周りの人達は面白いよと言ってくれるのですが、この捻くれた性分のせいか、世辞なのではないかと感じてしまうのです。この思考、本当に面白いと感じている人には甚だ失礼なのですが、どうにもやめられない。楽観思考にならなければいけませんね。楽観思考はしばしば「バカ」と揶揄されることもありますが、それは楽観を思考放棄と履き違えていると思います。楽観思考は常に自分を鼓舞することができる、謂うなれば人よりも質の良いアクセルを持っているようなものです。ありもしないヘイトを気にして錆びつき、エンストを起こす私よりはよっぽど良い人間です。

 さて、自分語りはいい加減やめて、今公演のお話です。

 私、上記の通りコメディ調の物語が苦手なので、今回の「冥界珍妙譚」も苦手でした。ただ、役者の皆様が演じているのを見ていると、この物語も案外悪いものじゃないんだなと感じてきました。役者のパワーってやつです。現実味を帯びてきたってのもあるやもしれません。その分、自分が書いたって感覚も無くなりましたが。子離れですかね?

 

さて、冥界珍妙譚、お客様が楽しめれば幸いです。

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