公演日誌
ガ〜タガタ言ってる時間はねェ!
お久しぶりです。4回生、舞台班の湖畔夕日でございます。冬公演以来ですね。今公演はスタッフとして参加しております。前回書いた時は「戻れたら…」とかなんとか言ってましたが、私久々に吐血しながら戻ってまいりました!!(ほぼ倒れる寸前でしたがね… 🥲 🥲)
さて、いつも最初の方は公演日誌を自由表現の場と思ってふざけ倒している私でございますが、最後なので今回ばかりは真面目に話しましょうか。
いつかの公演日誌でも書いたように私は剣道をずっとやっておりまして、大学でも剣道をやろうとぼんやりと考えておりました。ですが、ひょんなことがきっかけで演劇をやってみたいと思うようになり、1回生はいろいろあったため、2回生から入団しました。元々は役者をやるつもりもなかったし、少しだけでも演劇に関わってみようかなという、いわゆるただの小さな興味からくるものでした。
ですが、終わってみれば2回生からなんと合計8公演も参加していて、中止になった公演を含めると、5回のスタッフ経験(2022夏・2023新歓・2023夏・2023冬・今回)と3回の役者経験(2022卒・2022冬(中止)・2023卒)を積ませていただき、ありがたいことに役者とスタッフを約半分ずつ経験させていただきました。そのおかげでどちらの楽しさ・苦しさも程よく理解することができたような気がします。
実際の私は大工の三太のようなあんなに真面目にボケる人であったり、アンサンブルのような人であったりはしませんし、拳助のような快活で好戦的な妖怪でもありません。ですが、舞台に立ったその瞬間だけは、自分とは違うその人物や種族に身も心もなることができました。スタッフとして参加した時も、作業場に行けば皆が作業していて、ひたすら繰り出されるボケに対して私が突っ込んだり、はたまたどう対処していいかわからなかったり、そして時折懐メロを皆で熱唱しながら作業して、ここでも自分らしさだけではなく、自分にはない何かをも発揮することができました。役者の時もスタッフの時も苦しかったことは数えられないほどありましたが、とても楽しかった…☺️
私は月光斜のおかげで人としても成長できたなと感じています。全くの演劇未経験で、しかも遅れて入った私が、メインの役者を2度も務めさせていただいたり、舞台班の一員として最後の公演まで全うすることができたのは、ひとえに51期や52期の先輩方、同回生や同期・後輩の様々な物事に対する考え方やアイデアに触れ、技術的にも精神的にも大きな影響を受けたからでございます。本当にありがとうございます。私を支えてくださった皆様には感謝してもしきれません。🙇♂️
この団体はこれからも続いていくでしょう。ですが、私たち53期はここで卒団いたします。志半ばではありますが、いつかまた会えることを信じて。
最後に、タイトルのセリフを発した写真の人物で、私が初役者を務めた、「大江戸ロケット」大工の三太くんのセリフに掛けて、後輩たちや来てくださるお客様に対してメッセージをお送りいたします。
ソラ「で、三太(と湖畔夕日)はこれから何するの?」
三太・私「チッチッチ… 👋 俺はここ(心の中)でみんなを見守るっっ!!!」
夢のような時間でした。それでは。さようなら、またいつか。
舞台班4回生(元 大工の三太・アンサンブル1・拳助役): 湖畔夕日