公演日誌
最後の公演日誌のタイトルってみんな何にしてますか?
こんにちは、もしくは初めまして。制作4回生のヘオンと申します。
ううん、正直以前書いてた引退公演の日誌を振り向いて見ていましたが、なんか「卒公に戻ってこれないかも~」とか言いながら長い文書で色々書いていたのでもう何を話せばいいのかわからなくなりました。あとのことじゃんと考えようね。
にもかかわらず話を進めると、いや、いよいよ卒団が目の前まで来てしまいましたね。完全な終わり、FINAL、끝、などなど。
少し個人の話にはなりますが、私は中学の時代から芝居に触れ、高校、大学に至るまでストレートに芝居を続いている身です。2014年の夏から2024年の秋まで、2年間のブランクはあったものの約8年。どこかで役者と名乗るには恥ずかしい実力・期間には間違いないでしょうが、にしても私が注いできた時間は決して短い期間ではありませんね。しかも外国まで来て芝居やってるとは、人生かけて好きだったよ!と言えるのではないでしょうか。なので今公演は私と劇団の別れ話でもありますが、その以前にこの8年、もっと言えば芝居との終止符でもあります。残念ながら今後役者としての道は歩めないことになったのでですね。
物心つく頃からはずっと芝居をしていたため、芝居がない人生のことをあまり考えたことがありません。想像しづらいですね。多分、新しい夢が見つかるまではきっと退屈な人生になると思います。自分の身と時間と心を捧げてまで愛してたものとのさよなら。悲しいとか心配とか何も当てはまらないなんとも言えない感情でありますが、一つ言えるのは終わりは迫っているということですね。なんと残酷だ。
だからこそもっと後悔のないものにしたい!というのが今公演と向き合う私の気持ちです。新しく一歩踏み出さなきゃいけない私にとって今公演を最高の記憶、そして前に進める原動力としたいです。そして見てくれる誰かにとってもそんな舞台にしたい、と勝手に思っております。
先から自分の話ばかりで、劇団のことは何も言ってませんね笑。正直劇団に対することは前回の日誌で全部書いちゃったところもあるのであまり書くことがないですね。そんなに心配してた後輩たちは立派に成長して、今は学ぶところしかないし、新入生だって個性豊かですごい子ばかりで活動する毎日が楽しいです。
そんな中で気になるのはやはり団体にとっての「自分」ですね。話を聞けるいい後輩であったが、一緒に頑張れるいい仲間であったか、頼りになるいい先輩であったかなどなど、考えてみればそんな人にはなれずご迷惑だけかけていました。
まだ未熟で限りなく弱い人間の私の可能性を信じ、意味を与えてくれた人々と団体にただ感謝するだけです。私の人生の一ページはこの団体で埋められていて、ここでの記憶を忘れることは決してないです。素晴らしい人たちと出会い、勝手に素敵な夢を見ました。本当に本当にありがとうございました。
月光斜の、役者のヘオンの人生はここで終わりです。もしかしたら他のところでまた出会えるんですかね。わからないし、そうなったら嬉しいだろうけど、一旦この物語はここで終わせます。私と関わってくださった皆様に感謝いたします。私たちの出会いが素敵なものであったと言えるように、最後まで走り抜けます。一緒に最高のお別れ向かましょう。それでは 안녕히!
これまで出会った中で最高の仲間たち。時間と世代を経て、が画像に取れていない人もたくさんいますが、どんな人も忘れないようにしたいです。’모두 사랑해!’