立命館大学新演劇研究会劇団月光斜

お久しぶりです。今公演演出を務めさせていただきましたRYOです。今回で2度目の演出をさせて頂いたのですが、まだまだ演出については分からないことだらけです。 さて、今公演『人間探偵カイ』はいかがでしたでしょうか。ご観劇がまだだという方はぜひ来年配信される予定のアーカイブでご覧になって頂きたいと思います。
 今公演。ぶっちゃけて言うとかなりしんどい公演でした。期間が短い、話の内容が濃い、ここも勿論そうなのですが、プライベートでも少々心にくることがございました。公演のパンフレットにも書かせて頂いたのですが、12月頭に10年以上共に生活していた愛猫が星になりました。今まで近しい存在の死というものに直面したことがなかったので、その喪失感というものは凄まじいものでした。目を背けたくてもどうしようもない現実がそこにはあって。
 今公演では「死」というものを扱わせて頂きました。今公演演出をつける上で少なからず影響があったことは確かでしょう。その重さに関してはかなり厳しくダメ出しした記憶があります。
役者陣、ほんとにごめんな。今公演の振り返りはこの辺りにしておいて、我々3回生は今公演限りで引退します。早かったなぁ。思い返せば大学に入学してから、常に月光斜という存在が隣にいました。もうほとんど私の1部となってしまった月光斜と、一旦は離れた生活が始まります。一体どのようなものなのか想像もつきません。少し離れた所から今公演頼もしく成長してくれた後輩たちを見守りたいと思います。そしてまた、卒業公演で帰ってこられたら……。それではまた会う日まで。