公演日誌
花言葉ってとっても素敵ですよね
こんばんは。
この間、自分の誕生花を調べたら「ハゲイトウ」という花が出てきたんですけど、花言葉は「不老不死」でした。咲原麦と申します。
照明班、振付班、そして今公演では演出補助をさせていただいております。
実は私、3回生なんです。つまり、今公演で引退します。寂しいですね。
2023年度夏公演『ビー玉雨と眠たげな夏』から入団し、約2年半、スタッフとしてこの団体にお世話になってきました。
軽い気持ちで入団したこの私が、こんなに長く月光斜と関わることになるなんて、当時は思いもしませんでした。
全部で参加した公演数は10公演。本当にあっという間でした。
舞台照明を考えることが昔からの夢だった私は、この2年半の間、照明班としてたくさん働かせていただきました。
さらに振付班では4回もチーフをさせていただきました。
また、今年に入ってからはWeb班として企画広報に少しだけお邪魔したりもしました。
総じて、スタッフ冥利に尽きる月光斜生活でした。
たくさんの尊敬する先輩の背中を見ながら夢中で追いかけた1年目。
後輩ができて、少しずつ「先輩」という自覚を持ち始めた2年目。
そして現役では最上回生になった今年度。
私は特に大きな役職に就いているわけではないけれど、最上回生として、この団体のために自分に何ができるのかをたくさん考えた1年でした。
正直、この1年でどれほど力になれたのかは分かりませんし、後輩や同期、そして先輩方に助けてもらってばかりだったと感じています。
それでも、自分なりにもがき続けた姿が、少しでも誰かの目に残り、何かの励みになっていれば嬉しい限りです。
さて、しんみりとしてしまいましたが、明日からいよいよ公演が始まるということで、今公演のお話をしたいと思います。
今公演の演出・右に同じ(以下 右ちゃん)は、私と同じく2023年度夏公演から入団した同期です。
右ちゃんは入団当初からデザインや映像制作に関する知識や技術、センスを持っていて、当時右も左もわからなかった私にとっては「同期にすげえやつがおる」と遠くから眺めていた存在でした。
その後、役者として舞台に立ち、企画広報としても力を発揮し、キャリアと信頼を積み重ねている姿を見て、「自分ももっと頑張らなきゃ」と背筋が伸びたのを覚えています。
そんな右ちゃんとも、この団体で2年半を共に過ごし、今ではかけがえのない親友です。
今まで団員としても友達としてもたくさん支えてくれた右ちゃんと、引退公演で演出陣として一緒に公演を作ることができるのが、本当に嬉しいです。
私は今回、主に舞台効果の演出補助として関わらせていただいていますが、脚本をはじめ、舞台効果、企画広報、そして演出に至るまで、作品の隅々に右ちゃんのこだわりが詰まっています。
また、今公演に参加している団員全員が、公演をより良いものにするために準備を重ねてきました。
どうか、21人で創り上げた『ラ・ベル』の世界を存分にお楽しみいただければ幸いです。
そして、今公演をもって我々55期は引退します。
しばらく月光斜の活動から離れるのは寂しい気持ちもありますが、来年から月光斜を引っ張っていく後輩たちに「がんばれ」の気持ちを贈ると同時に、来年の卒業公演で最大限の「ありがとう」を伝えられるように、
それまでに人としてもっと成長して、戻ってきたいと思います。
明日からの公演が、みなさまにとって心に残る時間になりますように。
小ホールでお待ちしております。
写真は北海道旅行に行ったときに撮ったものです📸
ピンクの薔薇の花言葉は、「感謝」「幸福」「思いやり」だそうです。
