公演日誌
「2023新歓 〜Fin〜」
劇団月光斜2023年度新歓公演『フランダースの負け犬』、演出の富士壺出です。「フジツボ イヅル」と読みます。次回公演ではまた芸名変わってるので覚えていただかなくて結構です。
さて、公演後記ということで公演直後の現在の心情をつらつらと書き連ねたいと思います。
正直、17日に千秋楽(最後のステージ)を終えて2日経った今も、なんだかまだ公演が続いているような気がします。
ほぼ常に水無瀬融がいてヒュンケルを演じていて、大抵隣で演出補助の華那多が一緒に役者を見てくれている「いつもの稽古場」はもう無い。それがまだ少し信じられません。
それでも、そこで積み上げたものを、その日々の成果を皆さまにお届けできたならば、これほど喜ばしいことはありません。
今思えば、今公演を無事に全員で走り切れたことは、奇跡のような気さえします。
私がこれまで参加した公演の中で、ここまで一人ひとりの負担が大きく、それでも妥協無くこだわりを持ってやり切った公演は無いでしょう。
人手も時間も予算も経験も不足していながら、熱量で乗り切ってしまった。
そして公演後にみんなが「楽しかった」「頑張ってよかった」「ありがとう」と言ってくれたことが堪らなく嬉しくて、感謝が溢れて、いつまでも何度でもみんなで公演を打ち続けたいと思えたのです。
最後に、劇団月光斜2023年度新歓公演『フランダースの負け犬』にご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
ここまで読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。
そして、願わくば劇団月光斜で一緒に劇を作ってみませんか。
一回生でなくとも、二、三回生の方でも構いません。
演劇に関わりたい方。
大学生活に刺激を求めてる方。
何かを表現することに興味のある方。
打ち込めるものが欲しい方。
きっと、弊劇団は皆さんを退屈させません。
挑戦しようという気持ちを無駄にしません。