公演日誌
公演日誌・自己紹介
公演日誌をご覧の皆様。初めましての方は初めまして。
この度、劇団月光斜に入団いたしましたMr.HHです。
このMr.HHという名前は私が小学生の頃、英語の先生に付けてもらったニックネームです。それ以来、六年間以上、ことあるごとにこの名前を使わせていただいております。
さて、話が脱線してしまいました。改めまして、Mr.HHと申します。月光斜では宣伝美術部に所属しております。この度の『オズの料理人』が初公演となっており、主に受付の装飾を担う予定です。
私、これまでの十八年間。演劇というものに全く触れてこなかった身でありまして、まだまだ分からないことだらけで大変です。
皆様の貴重な時間をいただくようで恐縮ですが、ここからは私自身のお話をさせていただきます。ですので、「もう、飽きちゃったよ~」というお客様は閉じていただいて結構です。
まず、どこからお話いたしましょうか。2007年生まれです。なので、今年で19歳になります。誕生日を迎えるたびに死に向かっての旅が終わろうとしている気がします。
幼少期の記憶はほとんどないので省きますが、保育園の真っ暗な部屋のなかで先生に怒られたことは記憶しております。それと、コンビニにビール?を買いに行った記憶があります。まるで、夢のようですよねえ。夢といえば、私は時折、夢を記録しているのですが夢ほど幻想的で素晴らしいものはないとやはり思います。一部を記しておきます。
・テーブルの上にレストランがあり、その中で吹き矢を持った同級生に命を狙われる自分を厨房から2m級ネズミがのぞいている。
・レストランのテーブルに座っている自分の前に人の足でできた、ランプがあり、自分の足はネズミの集合体になっている。腕を見ると虫がたかっている。
・ホテルの廊下を右に曲がると、何階層にも分かれた空間があり、一つの看板に「友」と書かれている。左には、スキー場が見え、支柱代わりに巨大な足が立っている。壁を無視して、突っ切ると無限の廊下が続いており、左右のドアにそれぞれ「殺害済」、「予約」と書いている。
などなど
これが面白いのが、ほとんどの夢がホテルから始まっているのですよね。不思議ですねぇ。
小学校は地元に通ったのですが、あまりいい思い出がありませんでした。正直、学校にも行きたくなかったです。そんなどうでもいい記憶だからか、脳が勝手に情報をポイしちゃいました。
おそらく、私の人生を決めたのは、中学高校時代だと自負しております。
中学は、地元の中学に小学校のメンバーと通うことを拒否し、少し特殊な環境にある中高一貫校に行きました。そこでは本当に友と呼べるような存在や、恩師と呼べるような先生に出会うことができました。普通の中学校・高校でできることが、できないこともありましたが、それ以上に人として何か重要なことを学べた気がします。
中学校の頃は三年間、サッカー部に入っていたのですが、私があまりにも球技全般が酷く、毎日先輩に怒鳴られていました。ですが、本当に怖いのは怒られることではなく、中学校三年生の時に実際にあったのですが、興味期待をされず、うわべだけの関係に制限されてしまうことなのです。球技がダメだった一方で、走るのはとても好きで、ただ走るだけなら学校でも、一位、二位ほどの速さでした。
中学校三年生の時には、そうしたサッカー部での経験と高校受験、そして子供の頃からよく世話を見てくれた祖父の死が重なり、かなり苦しい思いをしました。祖父は、学校の送り迎えや遊びに行くときもいつも一緒で、字の書き方や自転車の乗り方、絵、ピアノなど様々なことを教えてくれました。何より、人としてのやさしさを教えてくれた気がします。彼の死は、相当ショックで、死という現象に初めて真正面から向き合った瞬間でした。
友達は、死について恐怖心をあまり持っていない人が多いのですが、私は人一倍死に対する恐怖を持っていました。今日では、死に対する恐怖より、死に恐怖するあまり何もしないことへの恐怖が勝っています。
話がそれました。そうした経験の後、私は絵を描くことを始めました。ですので、高校三年間では美術部に所属しました。その中でも、私は自分の絵を描くことを強く意識しました。
主に、私は自身の感情や抽象的な概念を絵に描き出すことが多いのですが、そんなテーマにしていることと、昔から暗い雰囲気の絵になってしまうことが相まって、ハッピーエンドで終わる作品の時にはいつも悪戦苦闘してしまいます。
一方で、基礎的な技術を身につける必要性にも駆られ、焦る時期もありました。今もそうです。
そうした美術への興味から、宣伝美術部に入りました。ですが、フライヤーなどは情報を見る人に伝えることが第一となってくる『デザイン』なので、苦戦しています。しかし、デザインは実際に創造的な仕事に就く際には、重要になるスキルなので、この四年間で成熟するよう頑張りますので皆様、暖かく見守っていただけると幸いです。
大学に入ってからは、この劇団月光斜と美術研究会に入りました。今まで少数規模の学校に通っていたこともあり、立命館のような巨大大学は何もかもに驚かされるばかりです。特に人の多さに驚愕しました。このように人が多いと、色々な種類の人間に出会う一方で、人の見たくない面や日本の独特の雰囲気にも毒されて、苦しくなることもありますが、それよりも新鮮さが強く毎日楽しんでいます。ただ、登下校は信じられないほど疲れます。
ここまで読んだいただいた皆様、誠にありがとうございました。どうぞ、今回の公演『オズの料理人』、お楽しみください。
