立命館大学新演劇研究会 劇団月光斜

私たちは「生きてるエンターテイメント」を表現する学生劇団です。

公演日誌

2026-10-20 12:00:00

軌跡

お久しぶりです。

なんとか無事舞い戻ってきました。Tomです。

ついに我々55期も卒団となります。私はそのうち役者活動を再会したいと考えておりますが、それでもこの劇団月光斜を立ち去るというのは少し寂しく思います。

さて、卒団ということでこのように公演日誌を書くことも最後になるわけですが、やはり私はこの手のものがいつまで経っても不得手でして。ここまで来て最後に何を書き残すべきか分からないものですから、入団から現在に至るまで何を得たかを順々に綴っていこうかと思います。

2023年度夏公演 入団して初めての公演。有り難くも主演をさせて頂きました。何となく楽しい。で演劇をやってきていた私が、どうすれば良いものを作れるか考えることを始めた公演でした。

2023年度卒業公演 この公演では役を頂けませんでした。今思えば順当な落選だったのですが、当時の私にはたいそう悔しく、以降の公演での役者への渇望を強くし、どう上手くなるかへの執着を抱いた公演でした。

2023年度冬公演 役者をやらせて頂けました。先の公演からの熱意もあり、全力でやりきりました。今まで無かったわけでは無いですが、明確に役に誇りを持った公演でした。

2024年度新歓公演 この公演でも役者をやらせて頂きました。オーディションにおいて、周りを見ることができるようになったこともあり、もっとも怖かったオーディションでした。そして、脚本について考える力が伸びた公演でした。

2024年度夏公演 役者をやらせて頂きました。この公演から後輩が入ってきたこともあり、周りを見ること、また、指導するための思考の言語化能力を伸ばした公演でした。

2024年度卒業公演 役者をやらせて頂きました。初めて卒業公演の舞台に立ちました。殺陣もあり、年最大公演の重圧もあり、役者としての体力を伸ばした公演でした。

2024年度冬公演 役者をやらせて頂きました。今まで無かったタイプの役を割り当てて頂き、演技帯の拡大に挑戦した公演でした。

2025年度新歓公演 役者をやらせて頂きました。複数の兼役や脚本特性によるテンポアップにより、切り替えや思考速度諸々の基礎力の底上げとなった公演でした。

2025年度夏公演 演出・役者をやらせて頂きました。24夏から考えていた言語化能力を強化し、速度を上げるよう努めました。引退後に何を残していけるか、考え始めた公演でした。

2025年度卒業公演 役者をやらせて頂きました。最も多く共演・指導をして頂いた方々の卒業公演でした。胸を張ってもらえるよう、考え、全力を尽くした公演でした。

2025年度冬公演 役者をやらせて頂きました。演技に幅を持たせるように心がけた公演でした。自分の得意分野を出し続けるのではなく、切り替えが出来るように考えた公演でした。

2026年度卒業公演 役者をやらせて頂いています。月光斜での軌跡は自分にとって成長の軌跡であったと感じています。その全てを無駄にしないように、全霊で演じさせて頂きます。

私にとって役者は、とても楽しくやり甲斐のあるものであると同時に、この上なく苦しいものでした。

私は成長が遅いものですから、後輩の成長や先輩の実力が恐ろしくて堪らなかったのです。

寝る間を惜しんで脚本を読み、意味を考え、参考資料を読み漁り、動きをすり合わせ、それでも尚身体にそれらを落とし切れない現実が苦しかったのです。

ですが同時に、それが私は楽しかったのです。

ただ生活することだけに注視すればおおきな弊害の無い今の世の中で、全身全霊をもって這いずり進んでいるのが人としての本懐な気がするのです。

生まれて22年、最も生きた心地のする4年間でした。本当に感謝しかありません。ありがとうございました。

それではまたいつか。

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2026.10.20 Tuesday