公演日誌
年寄りは去ります
こんにちは!制作3回生のへオンと申します。今回は専属として参加させていただいてます。
半年ぶりの公演日誌なので何を書けばいいのかよくわからないんですが、一応頑張っていきたいと思います笑。
いや、私も引退する時になりましたね。私、色々事情があってこの団体に関わるのはもう5年くらい立ちましたが、いよいよって感じです。でも感慨深いというよりは、なんというか平穏というか、思ったより心が揺れる熱い気持ちではないですね。多分まだ実感できてないからかもしれません。もう私にとっては月光斜という団体はずっといて当たり前な場所になっていると思うし、ある意味家族みたいなもんですよね。でもそれもあと一カ月で終わっていきます。何と悲しい(涙は出ませんけど)
正直、お別れというのはあまり派手にしない方がいいと思っちゃう人間なので、今の私の心の状態は好きというか、満足しております。人間は弱いゆえに感情を入れすぎると元は耐えられたものにも崩れてしまいますからね。(でも涙を流せるのもそれはそれで素敵だと思いますけどね)私が初めて参加していただいた2019年度の卒業公演では私が卒団するわけでもないのにめちゃくちゃ泣いてた記憶があります。先輩すら泣いてないのに、何でって感じです。今思い出すと死ぬほど恥ずかしい笑。だから今回こそ泣かない。私の引退はクールにしたい感じです。あ、でも後輩には泣いて欲しい。うん、自分の別れに淡々とした大人っぽい先輩とそんな先輩を尊敬する後輩の涙顔、素敵。絶対泣かせてみせる。笑
まあ、半分冗談では書いてますが。やっぱり気になるのは私が去る時と去ってからの劇団ですね。私自身は劇団生活を楽しんだとは思いますが、果たして私と一緒にしてくれた団員たちもそうだったのかについては自信がありません。あまり頼りにならない、単純にうるさいだけの厄介な先輩だったんじゃないかと。ごめんね、みんな。
また、そんなやつなのにも関わらず、下の代の心配をしてしまうことですね。自意識が高すぎるかもしれないんですが、私たちがなくなってからの劇団のことに期待も心配もしています。みんなだったらまた新しくて素敵な劇団にしてくれるとは思いますが、年寄りの余計な心配はどうしても消えませんね。
まあ、とことん騒いでしまいましたが、結論は別れがもう目の前まで迫ってきたということです。 来年の卒業公演も参加予定ではありますが、私がその時に参加できるという保障もないので、一応私の公式的な劇団員としての旅程はここで仕上げたいと思います。劇団のために頑張ってくれた先輩、同期、後輩、そして劇団を愛してくださる多くの方々の情熱と愛情に乗り、勝手に夢を見ました。文章で表現できないほどの価値を学んでいく大切な日々でした。この劇団に入ったことを後悔する日は絶対ないでしょう。今までの活動を愛してくれて支持してくれた一人一人に感謝する気持ちだけです。今まで大変お世話になりました。ありがとうございました。今後の月光斜のこともよろしくお願いします。
ヘオンより
もう使わなくなってしまった作業用のpcです。私が入ったばかりの時には現役だったんですが、今は部室の隅っこで眠っています。これを見てるとなんか、奇妙な友情を感じますね。昔の友を見る気がします。
刹那
どうも、710です。小ホールに悲鳴が鳴り響く日々が続き、本番週って感じがしますね。
なんだか去年の公演日誌にもそんな感じのことを書いた気がします。
さて、最後の公演日誌、せっかくなので月光斜への想いでも書いてみましょうかね。
ここまで全ての公演に参加してきた私ですが、実は2公演目ぐらいには辞めようかなって思ってました。辛いことがあったとかではなくて、ただ、演劇自体から身を引こうと思ってました。
私の演技を好きだと言ってくれる人がいます。でも、やっぱり舞台上の自分と普段の自分って違うじゃないですか。みんな、役者としての710は好きだけど、普段の私のことなんて好きな奴おらんやろって。
私は“私”としてではなく、“710”としてじゃないと好かれないとか、そんなこと思ってました。
でも、月光斜での生活は“私”を許容してくれるんだなぁって思えて。
長い時間をかけて、やっと710は私になれた気がします。舞台上で全てを隠す必要は無くなりました。私は素直に、その場で感じたことを皆に伝えることができそうです。
私はあのホールいっぱいに、みんなへの愛を伝えるよ。それは、月光斜はもちろん、観に来てくださったお客様、今までの私達を見ててくれた人、全員に伝えます。
だから、どうか私からの「ありがとう」を受け取って欲しい。
長いようで短かった月光斜生活。
これからの長い人生で、私は何度思い出すのでしょう。もしかしたら、案外すぐに忘れるかも。きっと、みんなも思い出しては忘れていく。
時は諸行無常、人生は夢幻泡影。
だからこそ、今生きてるこの一瞬一瞬が、その人にとっての宝物になればと思っています。
今回の公演も、観た方の心に残るものになれば幸いです。
では、劇場でお会いできるのをお待ちしております。
710
写真は愛すべき照明班💡
無題
割と最後の方に書かせていただくことになりました。おぎゃんです。お久しぶりです。
10月のはじめまで他団体で役者をさせていただいていたので、本番直前、てんやわんやで衣装まだまだミシンで縫っています。
犯罪×犯罪 の時期に月光斜に入団してから、night brusherで初めて本格的な洋裁に手を出し、ここまで走ってきましたが、最後の最後までスケジュール管理が下手な私でした。
その分。私にしかできないクオリティの衣装を、最後に残して去ろうと思っています。
素直に今の気持ちを書きます
月光斜に何を感じるべきなのかが分からなくて。いま、
月光斜に入ったのは、高校の同級生がこの劇団での活動で忙しそうにしていて、「なんだか充実しているなあ」と思い、私も!という安直な気持ちが理由でした。
この劇団を通して素敵な出会い、自分の才能を試す機会、演技への興味、たくさんを受け取りました。
しかし私自身も、学生劇団というものの性質上、この劇団にたくさんを捧げてきました。
その中で仲違いすることや、自己管理不足で団員に迷惑をかけることもたくさんあって、なんだか捧げるにも捧げきれず、中途半端にここまできてしまい。今更私と月光斜が合わなかったのかななど、漠然としたモヤモヤを抱えています。
ただ、服が作れるようになりました。
布を切るのはとても面倒ですが、
自分を少し認められるようになりました。
直すべきところはたくさんありますが、
何度も自分を見つめ直す機会をくれてありがとう、ぼんやりとした気持ちがたくさんあって、その中からどれを掴むべきかわからない大学での4年間を過ごしてきました。
でも今自分が手に持っているものを信じてあげようと思います。
みんなが私を照らしてくれた分、いつか私もみんなを照らせる太陽になりたいです。
思考に溺れそうな毎日、前を向いて生きていきたいです。
きっと、ここで過ごした3年間は、きっとこれから私が大切にしていく3年間なんだと思います。
ありがとうございました。
愛すべき後輩載せておきます
愛
こんにちは、こんばんは、おはようございます!
宣伝美術部兼振付班チーフの山村水菜です。
壮大なワードがタイトルに出ていますね。今回は愛を語ります。Night Brusherにて振付班を語って以来の公演日誌です!
さて、今回は卒業公演ということで、私たち4回生は本公演をもって卒団します。
私、山村水菜は全ての公演に参加してきました。つまり、大学生活の大半を月光斜で過ごしたと言っても過言ではないです。それだけ熱を注ぎましたし、印象的な出来事も多かったです。そんな私にとっての月光斜とは、をお話ししたいと思います。
結論から言いますと、愛を素直に表現できる場所、それが月光斜であり、私の居場所の一つです。
それぞれ異なる強みを持つ仲間と、一つの舞台をより良くするために活動している時間は、私にとってかけがえのないものでした。宣伝美術部、振付班、役者、それ以外にもお手伝いなどさまざまな場所で活動してきましたが、どれもに色があり良さがありました。
やりたいことを提案できて、それを実現できる発想や手腕を持つ人がいて、公演がどんどん良くなって…そこに携われる喜びは当事者ならではの特権だなと思います。
月光斜では色々なことがありました。ありましたが、その分成長も気付きもありました。約2年月光斜で活動できて良かったです。
月光斜でできたご縁を、今後も大切にしていきたいです。
日誌に載せる写真は宣伝美術部全員集合を撮りたかったのですが、なかなか機会に恵まれなかったため、立命館大学内にあるcafeゆんげコラボしているパフェを載っけたいと思います!
見た目のインパクトは強いですが、特に中央の紫部分のアイスクリームがめちゃくちゃ美味しかったです。余談ですが、私は大のアイスクリーム好き、特にミルクやチョコなんかが大好きなんです。そんな私が紫芋アイスの美味しさに目覚めたパフェです。皆さま、機会がありましたら是非ご賞味ください!!期間限定となっております!!!!ぜひ!!!!!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。卒業公演が終わるまで、もうしばらくお付き合いくださいね。
宣伝美術部の全員集合写真撮れました!!ワーイ
願わくば花の下にて春死なむ
はじめまして。そしてさようなら。最初で最後の公演日誌です。
本当に私にとって最後の公演です。なんで最後ってだけでこんなに気持ちが揺さぶられるのでしょう。舞台が特別好きだったわけでも、演技が好きだったわけでもありません。なんで続けてこれたのか今でも不思議です。
でも、卒団間近にして分かったことがあります。
「月光斜にいる自分が好きだった」ってことです。この団体にいることが心地よかったです。中高と陸上部だった私は個人競技ばかりで、サッカーや野球のように団体で何かを成し遂げるということの楽しさや意義を知りませんでした。月光斜に入っていなければ、今も知らなかったでしょう。楽しさに気付かせてくれて、ありがとう。
そして月光斜の人たちへ、出会えてよかった。ここにいれたことは私の誇りです。ありがとう。
あまり語ることのない私ですが、沢山のお客様に見てもらえることを望んでいます。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
白柏仁