公演日誌
'22冬公演『グッバイ、ドラマティック』公演日誌②照明班
皆様、こんにちはこんばんは。照明班一回生の陶屋柊です。前回までの柊堂哉です。
今公演ではアンサンブル3をやらせていただきます。初役者です。あと照明チーフ。初チーフです。新品の二足の草鞋履いてます。そろそろ脱ぎたくなってきた。
照明チーフをやっていてふと思い出した言葉がありまして、「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってスパイダーマンかなんかのセリフなんですけど。
僕の場合はちょうど反対で、
「大いなる責任には大いなる力が伴う」って感じでして。僕が任命された照明チーフという仕事は舞台を成功させなくてはならないという責任があるのです。でもそれとセットでついてくる好きな舞台を作れる権限が、平斜員のときよりも強いんですね。これって力だよなぁって。
けれどこの力をうまく使いこなすための技術だったり、知識だったりがなければもちろん意味のないものだし、お話になりません。
今の僕は、わりと力を持て余してます。
なのでまぁお話になるように、お忙しい先輩方に時間を作っていただいて話を聞いたり、色々見て学んだりしてるんですけど。先輩が引退される、この公演中には自分たちでできるようにならなくちゃいけないので。あと2週間以内で。
時間がない‼︎!
それでも着々と公演へと向かっていきます。僕の成長を待たずして、僕らの悲鳴に耳傾けず、ぐいぐいと公演は進んでいきます。そう思うと公演というやつは全く血も涙もないやつですね。ど畜生です。
しかし、そんなひどいやつのことも、好きになってしまったのだからまぁついていくしかないでしょう。
あとは死力を尽くして作り上げるのみ。
やってやんよぉ‼︎ということで、2022年度冬公演「グッバイ・ドラマティック」ぜひ見てねー‼︎
自分より大きな力を持つ存在がいてくれることで安心するようになってしまった僕(下)と音響効果班一回生のRYO
'22冬公演『グッバイ、ドラマティック』公演日誌①制作部
みなさん、こんにちは!
今回もトップバッターになってしまいました、制作チーフの杏月優香です。
今公演ではクリスティ役を演じさせていただきます。
ありがたいことに、制作チーフをさせていただくのも、役者をさせていただくのも、これで3回目になりました。
どんなふうにかはうまく言えないのですが、3という数字にすごく意味を感じています。一つの区切りのような。
気づけば私の参加公演数はこれで6公演目になり(53期MAXはⅫ単の7公演)、53期は卒団までの参加可能公演数の折り返しを過ぎてしまったらしいです。
はやいですね。残りの期間も、今までのように、いやそれ以上に充実した時間にしていきたいものです。
さて、今公演、チーフのメンツが大きく変わりまして。
基本7部署の内4部署、兼部署3部署の内1部署のチーフが1回生・初チーフなんです。
先輩が沢山いるうちに初チーフの経験をすると、すごく安心感がある状態でできるのでベストタイミングだし、まさに私自身も昨年度冬公演『さくら』で初めて制作チーフを務めたのですが。同期や後輩がチーフとして動いている姿を見ていると、もうちょっとで代替わりするんだなと寂しかったり新しい世界にワクワクだったり、複雑な気持ちになっています。
なんだかんだで本番まであと2週間ちょっとしかありませんが、当日観劇してくださる皆様の心に何か残るような舞台を作るべく、そして52期の先輩たちが気持ちよく引退できるよう、制作チーフとして、役者として、やれることを精一杯やって最後まで走り抜きたいと思います。
お時間ございましたら、ぜひ劇場へお越しください。皆様のご来場をお待ちしております!
写真は激似の新旧舞監&照明チーフです。かわいい。
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演後記 演出・疾風舞★Jr.
俺たちならきっとできるー
公演中に偶然生まれたキャッチコピーですが、僕はすっごく気に入っています。
今公演は経験した公演の中でも最大規模のものであり、どの部署も挑戦の連続でした。
正直、泣きたくなるようなことも沢山あったと思います。でも、その度にみんなで知恵を絞り、助け合って、笑い合って沢山の課題を乗り越えてきました。
そんな時によく思い出していたのはこの言葉です。
ふと考えてみれば、2ヶ月程度の短い期間で、見てくれた人が感動するような作品を作り上げることって本当にすごいことです。
そんな無茶だとも言えるようなプロジェクトを実現してしまうのだから、本当にこの月光斜は素晴らしくとんでもない団体だなと卒団した今、強く感じます。
本当にありがとう。役者のみんなも専属のみんなも公演に参加して、最後までついてきてくれて、感謝の気持ちが溢れて止まりません。
「大江戸ロケット」は最高の卒業公演でした。
僕にとっては、一緒に過ごした一人一人がヒーローでMVPです。
一生忘れることがない思い出をありがとう。
さて、後輩のみんなには月光斜の活動や作品など積み上げてきたもの、経験したことのその全てにいっぱい誇らしい気持ちを感じてほしいと思います。
役者・専属問わず、今のみんなのスキルやアイデアは確実に自分達が経験してきた歴代の月光斜で最強です。
これは先輩方が何と言おうと譲りません。
僕は新時代の月光斜が持つ限りないポテンシャルを誰よりも信じています。
みんなが公演中に当たり前にやっていることは、ほんとにほんとにすっごくすごいことなんですよ。
僕たち4回生はもう卒団ですが、これからもみんなが、楽しみながら助け合うことを続けていけばきっとどんなすごい公演だって実現できると信じています。
自由な発想で、何にも縛られずにオドロケを超える公演をバンバンつくっていってください。
いつも挑戦を恐れずに。
俺たちならきっとできるー
そう信じて、熱い気持ちを忘れずに。
いつもニコニコ笑いましょう。
最後に、
月光斜から離れてしまった今だからこそ僕は本当に月光斜のことが大好きだったのだと感じます。
特に月光斜の好きなところは、
「みんながみんなの頑張りを褒めてくれること」
そして
「いつも全力で考え、工夫を尽くすこと」
です。
これからも、こんな素敵な環境が当たり前にあるような団体であって欲しいと切にそう思います。
色々なことを思い出しながら、書いてたらポロポロと涙が出てきました。
本当に大好きだったんだなと感じます。
僕は月光斜に出逢うためにこの大学に来たのだと心からそう思います。
ありえないくらいに楽しくて、まるで夢のようなたくさんの時間をありがとう。
みんなと一緒に公演が出来て幸せでした。
これからもみんながずっと笑顔でいられて、月光斜の未来が輝かしい思い出で満ち溢れんことを祈っています。
疾風舞★Jr.
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑨主演・710
どうも、710です。皆様ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。これを書いているのは本番前日の朝。私はだいぶ緊張しております。
さぁ、周りの団員の情緒もだいぶ不安定になってまいりまして、小ホールで仕込みをしていると悲鳴が聞こえる季節になりました。非常に本番前という雰囲気に仕上がっております。
その悲鳴の分、きっといい舞台を作っておりますので、ぜひお楽しみに🎆
さてさて、せっかく主演という枠でこの公演日誌を任されてますので、玉屋清吉くんについて書きましょう。
玉屋清吉くんはですね、非常に熱い男です。頭で考えるよりも先に手が出る。花火以外には興味がねぇ。俺が1番、ナンバーワンだ!!俺が!!花火!!作るんだ!!って感じの頑固な花火バカとなっております。
そんな玉屋清吉くん、まじで私との相性最悪で、もうずっと頭を悩ませていました。
今までの710のお芝居は、割とクールと言いますか、知的なキャラばかりだったんですね。だから、こんなに感情大爆発の子って初めてで。どうしていいのかわからなくなって。今までの子の中で1番難産でした。ほんとに。
感情出てるはずなのに、どんなに頑張っても86%しかだせなくて。残りの14%は理性が残ってて、おぉんぴぇんとなってました。
なんでこんなにできないんだろうって考えた時、やっぱり周りを頼りきれてなかったんだなって気づいて。
演劇ってすごく難しくて、どんなに1人が上手くても芝居全体が面白くなかったら意味が無い。演劇は総合芸術で、みんなで知恵と技を合わせて作り上げていくもの。だから、周りを信じなきゃやってけないんです。
そんな大切なことを私は見失ってて。4回生の卒業公演、失敗する訳にはいかない。必死に俺がやらなきゃ。俺がどうにかしなきゃって思って1人でから回って。
でもちゃんと周りを見れば仲間がいて、頼れる先輩がいる。だから何にも不安になる必要なんてなくて、私は自由に玉屋清吉を演じていいんだって思えてきたから。
だから明日からの私はきっと自由に舞台上に生きて、お客様へ、そして何よりも卒団生たちへ、どでけぇ花火を打ち上げるでしょう。
何はともあれ、お客様に楽しんで頂ける舞台をお届けしますので、ぜひ小ホールに足を運んでくださいな。
久しぶりの対面公演、皆様にお会いできるのを心から楽しみにしております。
ここまで読んでくださりありがとうございました。乱雑な文章で申し訳ないのですが、寝起きに書いているということでどうぞご容赦を。
ではまた舞台でお会いしましょう。
これは役詰めにどん詰まってヤムチャしてる710。
いや、本当に人に頼るの下手くそなの直したいんですけど、ま、これもツンデレみたいなものだと思ってもろて。かわいいもんでしょ。
'22卒業公演『大江戸ロケット』公演日誌⑧演出補助
はじめまして!4回生の三途川廻(みとがわめぐり)です!
今公演では、清吉の弟である駿平役と演出補助、情報宣伝部、殺陣班に所属しています。
今回もたくさんの役職についていて、刺激の尽きない毎日です。
特に演出補助として、稽古を見ている時は、楽しくて仕方がありません。際限なく進化を続ける役者陣の成長性には目を見張るものがあります。
役職といえば、思い返してみると月光斜では、いろんなことにチャレンジさせてもらったなと感じます。
座長に演出、そして最後に演出補助…。
たった4年間というには、濃すぎる日々の連続でした。
大変だったことも辛いことも楽しいことも数えきれないほどの経験をさせてもらいました。
きっと私は、この思い出を生涯忘れることはないのだと思います。
それほどまでに輝かしい夢のような日々でした。
言いたいことほど、言葉にはなりません。
だからこそ、最後には溢れんばかりの感謝を込めて。
三途川廻